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【駄文】かけがえのない1年をトリガーワードで振り返る

 本稿での「トリガーワード」は、「私の心を突き動かした言葉」という意味で使用しています。(今回はちょっと長めの原稿です。見出し画像は、本編とはあまり関係ありません。単純に、このイラストが好きなのです)

 さて、本日、日付が3月22日に変わるや否や、noteさんから1周年のバッジが送られてきました。令和2年4月1日から投稿を始めたことは覚えていたのですが、ユーザー登録したのは令和2年3月22日だったようです。
 地元のコワーキングスペースを訪問して、電子書籍「公務員のタマゴに伝えたい話」の発刊についてスタッフに相談し、
「儲けるつもりがないなら、noteに投稿してはいかがでしょう」
「そうですね。そうします」
 という会話をしたのが、ちょうど1年前です。実は、そのスタッフも私も、その時点ではnoteのことをよく知りませんでしたが、即決してその日のうちにユーザー登録したことは覚えています。

 で、3月下旬でしたので、キリがよいように
「新年度の初日である4月1日に初投稿をして、週に1回投稿して、1年間で50本の投稿を目指します。その間に電子書籍について勉強して、1年後に発刊することを目指します」
という展望も話しました。なお、4月2日から4月6日まで、不整脈の治療である「カテーテルアブレーション手術」に伴う入院を予定していましたので、2本目の投稿まで1週間の猶予をしようとした背景もありました。

 しかし、2本目を投稿した4月8日に、「週1では間が空きすぎる」と感じたことから「とりあえず50本の連続投稿に挑戦だ」と、自分で変なトリガーを引き、50日の連続投稿にチャレンジしました。
 閲覧数も伸びず、スキもつかないという、なかなか苦しい展開でしたが、自分で考えた「50本・50日」のノルマを守るため、コツコツと投稿しました。そして、ノルマを達成した直後「公タマ伝」の発刊に踏み切ろうと考えましたが、コワーキングスペースのオーナーからいただいたトリガー
「公タマ伝はワクワクしない」
という呪縛を解くために、自分がドキドキした仕事をモチーフにした「フロンティアミッション」の稿も書き上げました。で、「公タマ伝」を発刊しました。
 実は、この時期、手術を終えたものの、体調が穏やかとは言えず、「早く形にしたい」という焦りもありました。

 こうして「公タマ伝」の発刊を終えましたが、書き切れなかった話や、もの足りなさが残り、第2集の発刊を考えつつ「こんな本に需要は無いしなぁ」と、迷っていた時に、amazonにレビューを投稿してくださった「ビアンキさん」と、くだんのコワーキングスペースでお会いする機会があり、
「公タマ伝、面白かったですよ。続編は書くのですか
というエールをいただき、さらに
「僕、今度、公民館の運営審議委員に就任するのですよ」
というトリガーをいただき、それなら昔話だけど、公民館に関するちょっとしたエピソードがあるから、御紹介しますよ。ということで、「公民館物語」を書き上げ、その話を含む「公タマ伝第2集」を発刊しました。

 ここで、結構、満足感と達成感、マズローが言うところの「自己実現」が達成できましたので、福島太郎としての活動を辞めることも考えました。
 noteに過去作は置いておくにしても、人事担当部局とのいざこざもありましたので、少し、大人しくしようかとも考えていたのです。

 しかし、「天使のつぶやき」で御紹介した方々からのエール、また、リアルな世界での、「(note上の)公タマ伝読んでますよ」、「お金を出しても買いますよ」などの言葉が、トリガーとなり、じゃぁ、もうちょっとだけ書いてもいいかな。公タマ伝に載せることができなかった「ワクワク・ドキドキした仕事」をモチーフとした「黎明奇譚」という話があるのですよ。
 ということで、勢いに任せて「黎明奇譚」の電子書籍化に走ってしまったのです。

  そんなこんなで、noteから退場する機会を失い、逆に交流の輪が広がり、「駄文屋」などと称するようになってしまい、素敵なクリエーターたちから刺激を受ける中、「紫蘇を枯らした」という、最大のトリガーを受け、スウィングマンさんの中の人にインスパイアした「題名のない物語」の執筆に走ってしまいました。
 この話は、何の考えもなく、勢いで、実験的に始めたのですが「みとんさん」、「ミーミーさん」、「かこさん」のコメントが、さらなるトリガーになり、完走してしまうどころか、すっかり気にいってしまい、完成後、迷いながらも、電子書籍化してしまったのです。この時の迷い・葛藤が、この記事になります。

で、何人かの方からのエールを受けて、「題名のない物語」を中心とした「恋する旅人」の電子書籍化に取り組んだのですが、その際に、「公タマ伝読んでますよ」と伝えてくれた後輩に、「今度はこんなの書いたよ」と原稿を送付したところ
最後、郡山が出たところが良かったです
との、コメントをいただきました。これが、また、新たなトリガーとなりました。「じゃぁ、今度は徹底的に「郡山」に拘る話に挑戦するよ」ということで、「郡山×中小企業」のお話として生まれたのが「黒田製作所物語」となります。

 そして、noteに参加して1周年となる本日、「恋する旅人」の「紙の本」が販売となりました。自分で言うのも何ですが、この本が気に入り過ぎて「紙の本」で手元に置きたくなってしまったのです。また、「題名のない物語」を応援していただいた方々に、贈呈したくなってしまいました。

 公タマ伝と黎明奇譚は、「公務員」という柵(しがらみ)の中で、外の人「よしきく」の意を受けて創られた作品でしたが、「恋する旅人」と「黒田製作所物語」は、noteという舞台で「福島太郎」が、気づき、学び、深め、創り、繋がることで生まれた作品と感じています。

 1年をかけて、一つの形にすることができました。何度か同じことを投稿していますが、私の作品は全て「一人で書いた気がしません」、note界の皆さんが居てくれたからこそ、紡ぐことができた物語です。
 あらためて、感謝を申し上げます。

 本日、コワーキングスペースにメールをしました。
「恋する旅人と黒田製作所物語の紙の本が届いたら、書架に置かせていただけませんか」
 スタッフの方が
「noteに投稿してはいかがでしょう」
というトリガーを引いてから1年。

 あなたのおかげで、新しい物語が生まれたことを、祝福して欲しい。

今夜は「ふくしま逢瀬ワイナリー」が、3月20日に発売した新作ワイン「Vin de Ollage ROSE2020」で祝杯です。とても素敵な色合いのワインです。

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次の1年は、どんな物語を綴ることができるのだろうか。





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