見出し画像

【駄文】坂バカにはなれません

 サムネ画像は、私の自宅から南西に十数km先にある峠を案内する看板です。この「現在地」までは比較的、平ら、または緩やかな登り道で到達することができます。そして、ここからは「地獄」のような登りが続きます。
 私が住む郡山市は「盆地」と言われる地形ですので、どこに向かうにしても「全方位登り坂」という局面を迎えます。東西南北、四方八方登り坂ということになります。
 あ、唯一、下り方向に進めるのが「南東」であり、須賀川市から石川町を経由し、いわき市に向かうと、多少の登りはありますが、全体としては海に向かう「下り坂」となります。その代わり、帰り道で地獄を見ることになります。

 さて、この「鳳坂峠」というものは、ハード極まりない坂道が続きます。車で通っても切なくなるくらいの、細くウネウネとした峠になるのですが、この写真を撮影した際には車ではなく、「ロードバイク」いわゆる自転車でした。ここまでは、結構楽しいのです。この峠を越えると「羽鳥湖」と言われるダム湖を一望したり、その先のロードも快適なのです。しかし、そこにたどり着くことは、生半可な覚悟では難しいのです。

 この時は、ここで心が折れ、引き返しました。「もう無理!」と背中を向けました。この峠に対しては、通算「2勝1敗」で、辛うじて勝ち越していますが、「負けた」ままとなっています。また、この地に立ちたいものです。

 負けたとは言え、過去にはここまで行けた自分がいたはずなのに、現状、ロードバイクは眠ったままです。去年は市外に出ることができずに終わりました。「坂バカ」にはなれないけれど、このままで終わるわけにもいかない。今年、「鳳坂峠」は難しいと思うけど、どこまで自分を追い込めるだろうか。100kmはロードを楽しみたい。

 自宅から西に向かい「三森峠」を越えて、猪苗代湖の南岸に着くと、素敵な景色を見ることができるはず。

画像1

さらに、北西に向かえば、山形県との県境に着くことができるはず。

画像2

 年齢と体重だけが増える中、過去にしがみついても仕方がないけれど、過去に、ここまで行くことができたことは間違いない。
 
 昨年、noteを通じて「かこさん」と交流することができた。その「かこさん」に、拙著を読んでいただき、Amazonにレビューも書いていただいた。
 過去の思い出を大事にするためにも、過去を越えていこう。人生の下り坂と諦めずに、登ることを目指そう。「坂バカ」にはなれないけれど、バカではいられるはず。何が楽しくて、何を目指しているとか関係なく、そこに坂があり、ロードバイクがあり、生きている自分がいる限り、坂を目指そう。

と、本日も駄文を書き散らしてみました。全く意味がない内容なのですが、一方で「駄で良いのよ、駄が良いのよ」、「雑で良いのよ、雑が良いのよ」
と語る自分もいます。「駄」とか「雑」とか「役立たず」でも存在することができる世の中は、優しい世界のような気がします。それで良いのではと考える自分がいます。
 こんな駄文屋を受け入れてくれるnote界とクリエイターたちは、何と素敵な存在なのか、と思う訳です。

 お読みいただきありがとうございます。よろしければ、優しい皆さまに、こちらもお楽しみいただきたいと思うわけです。




 

サポート、kindleのロイヤリティは、地元のNPO法人「しんぐるぺあれんつふぉーらむ福島」さんに寄付しています。 また2023年3月からは、大阪のNPO法人「ハッピーマム」さんへのサポート費用としています。  皆さまからの善意は、子どもたちの未来に託します、感謝します。