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【駄文】ウィーズリーの名言

 note街の人気クリエイターの一人である「横山小寿々さん」が、今日も心が清らかになるような素敵な投稿をされていました。文中で、ロンの話も触れていましたので、横山さん&ウィーズリーへのインスパイア記事になります。要は、こちらの記事に対し、コメント欄では伝えきれない気持ちを、語りたいということになります。元記事はこちらです。

 さて、ハリーポッターシリーズに登場する、ロン・ウィーズリーの父が、「アーサー・ウィーズリー」になります。基本的には、お読みの方々がハリポタの概要を知っているという前提で、細かい説明は無しで進めます。

 以下、うろ覚えの記憶で恐縮ですが、2作目である「秘密の部屋」におきまして、ダイアゴン横丁の本屋で、マルフォイの父親であるルシウスとアーサーが会話をする場面で、

ルシウス 「だからお前は、駄目なのだよ」
アーサー 「それは、価値観の違いというものだよ」

というものがあります。このアーサーのセリフを金言として、20年近く心に留めています。前提としては、
・共に魔法省に勤務して、ルシウスは超エリート、アーサーは落ちこぼれ
・ルシウスは魔法使い純潔主義、アーサーは人間との調和を目指す
・アーサーは家族で買い物中で、家族の前での発言
 ということになります。職場では上司にあたる、ルシウスからの揶揄に対し、相手を否定することなく、自分を卑下することなく、「価値観の違い」という言葉で、さらっと場を治めたことを凄いと感じています。

 駄目でもなく、良し悪しでも、正邪でもなく、単なる「価値観の違い」、そのように考えると、私たちの日常生活でも不要な諍いが減るような気がします。近年「ダイバーシティ(多様性)」の普及について、力説する方もいらっしゃいますが、そもそも、そういう価値観を押し付けることが、ダイバーシティではないと考えてしまう天邪鬼な私ですが、「価値観の違い」はスッと胸に入り、実践すべく努力しています。
 アーサーのように、常に上手くできてはいませんが、大切にしたいことの一つです。

 現実の世界では、上昇志向が強い人や仕事に厳しい方に対して、「価値観が違う」とも感じますし、note街においても、マネタイズや数字に魅力を感じる方に対して「価値観が違う」とも感じますが、まぁ、それはそれとして、相手を否定することなく、自分を卑下することなく、楽しんでいきたいと考えています。
 このような考えを突き詰めれば、仏教で言うところの「天上天下唯我独尊」であり、漫画天才バカボンで、バカボンのパパが言うところの「これでいいのだ」に繋がるのかな。と考えています。

 横山小寿々さん、考えを深める機会をいただき、ありがとうございました。

 もちろん、ロンも名言が多いのですが、名言として取り上げられるのは、少しシニカルで、ウィットに富む、ユーモアを感じる台詞が多い印象です。が、私が一番好きなのは「賢者の石」のチェスの場面です。

「僕でもないし、ハーマイオニーでもない。君なんだ」

 この前にあるハリーの台詞を考えると、ロンが自分を犠牲にして局面打開を図るようにも見えるのですが、私の解釈は少し異なりまして、ロンは「犠牲的精神」ではなく、チームとしての目的のために、自分の役割を果たそうとしているだけではないか、と感じています。

 ハーマイオニーは彼女ができること、ハリーは彼ができること、そして自分も自分ができることをすると、考えて行動したように見えるのです。チェスに勝ち、チームを前に進めるために、自分の役割を果たす。

 そういう意味では、私が売れない本を上梓するのも、道楽という部分は大きいのですが「自分の役割を果たす」という気持ちでおりまして、自分なりに学んだことを「遺す責任」があるのではと考えています。なので、利益が目的ではないですし、出版に要する経費について自分が負担することについて「犠牲的精神」ということでもないのです。

 ちょっと大げさに言えば、世の中を少しでも良くするために、自分の役割を果たす。「福島太郎としてできることをする」に挑戦しているつもりなのです。
 
 なんだか、真面目な話になってしまい、すいませんでした。お読みいただきありがとうございます。遺すだけでは責任を果たしたことにならず、読んでいただく必要があるのでは、という指摘については、
「価値観の違いというものだよ」ということにしてください。



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