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【再掲】【感想】黒田製作所物語

 ネタに困ると昨年の記事を読み返すことがあります。で、昨年の記事がなかなか面白かったので再掲載します。祝!黒田製作所物語 完成1周年。

 なお、3月4日から無料ダウンロードを予定してますので、購入は御控えください。 以下、昨年の原稿(微修正有りです) 
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 noteさんが「読んだ本の感想を書いてみませんか」と誘ってくるので、「本」ではありませんが、読んだ物語の「感想」を投稿したいと思います。
 なお、投稿時点において、この物語の感想を語れるのは、世界に「2人」しか存在していません。私と「ミーミーさん」になります。

 どうしても、創作作品が完成すると「ハイ」な状態になってしまいます。今回、ハイな気分のまま、自分が創作した「黒田製作所物語」について「修整・校正」が甘い原稿を「ミーミーさん」に送りつけてしまいました。その後、自分で読みなおして、誤字に「汗顔」しているところです。

 さて、本題、このお話は「溶接・鉄鋼製品」を生業とする「黒田製作所」という企業について、創業した昭和20年代から、現代までを描く物語です。長い期間ですので、その歴史の中の場面場面を切り出して展開しています。舞台が福島県郡山市ということで、その都市が持つ背景などについても描写されています。
 この作者の他の作品と同様に、「台詞」がある場面の「妙な臨場感」は本作でも顕著になっています。昔から言われる
「講釈師、見てきたように嘘を言い」を体現していると言えます。
 個人の感想になりますが、面白いか、と聞かれたら、「なかなか面白かった」と応えます。物語の展開そのものについては、大きな抑揚は少なく、エンディング直前まで、企業が成長していく一本道ですので、「大味だなぁ」と思いますし、終盤の波乱的な展開については、今度は逆に「都合良すぎ」と感じてはしまいます。
「そんな訳あるかい!」
と、心でツッコミを入れたくなるのです。

 しかし、私は知っているのです。終盤の「波乱」こそが、「事実に則している」ことを。そういう背景があるので、楽しめた。という部分もあります。話の展開が「硬くて一歩道」であり、「恋する旅人」に収録している「題名のない物語」のようなギミックが少ない話ですので、「恋する旅人」を好きな方には、あまり好まれないかも知れません。
 数少ない、ギミックが、noteに投稿した『完走』と『感想』という駄洒落くらいなものです。

 私ごとになりますが、以前、「工業振興係」という所属で1年だけ勤務していたことがあります。いわゆる「ものづくり企業」を盛り上げることが職務でした。しかし、ルーティンワークはそれなりに展開しましたが、
「地元のものづくり企業って、凄い」
と感動したことを、自分の中で消化して事業として展開することができませんでした。その時の悔しさが、未だ消化できていません。ということで、

「組織でできないなら、人間として、何とかしなさいよ」

という棘も消化するために、個人として創作したのが
「黒田製作所物語」という作品になります。
中小企業と「一括り」に表現されることが多いのですが、企業の一つ一つに、その歴史と物語、そして未来があると考えています。
 この作品を通じて、共感してくださる方が、一人でもいらっしゃれば、幸甚であると考えています。

 ということで、最後までお読みいただきありがとうございます。(以下、太字が修整部分です)。もし、「タダなら読んでもいいぜ」という方のために、完成1周年記念として、黒田製作所物語と恋する旅人について3月4日17時から5日間の無料ダウンロードキャンペーンを開催します。

 ほぼリアクションが無いと思いますが、今回の作品もnote界の皆様が居てくれたから創ることができましたので、皆様に報告することが責務でもあると考えています。

 最後はいつもの宣伝です。2月28日15時現在、本も1冊も売れず(いつものこと)、kindle unlimitedは1ページもめくられていない状況です。
 これだけ売れなくても
「だけど僕らはくじけない」です。
(ここまで、昨年2月28日の記事でした)
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 ちょっと追記です。その他の本はこちらから確認していただければ嬉しいです。





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