見出し画像

NBAの熱さとカイリー・アービングというクセだらけの男

今年は色々あったもんで以前ほどNBA見れてないんですが、我がマブスがプレーオフに入ってむっさ調子よいです。シーズン1位のOKCに競り勝ち、カンファレンスファイナル(野球でいうCS決勝)では昨年王者のナゲッツを倒して上がってきたウルブズ相手に現在3-0で王手をかけている状態。さすがの僕も結構盛り上がって見ています。

マブスには現在ルカ・ドンチッチとカイリー・アービングという2大スターがおります。ドンチッチについては以前書きましたがカイリーというのも色々アレな部分含めて魅力の多い選手です。

カイリーはNBAでも一番くらいにボールハンドリングが上手い怪物であり、プレイとバッシュのかっこよさは誰もが認める一方、思想にかなりクセがあることでも知られています。「地球は平らだ」と主張してみたり、陰謀論気味の反ワクチンを貫いて長期間試合に出場できなくなったりしてる。以下の記事などは見出しがおもしろすぎてTwitterでちょっとバズってました。

頼むからいつも食べてくれ

そんな面白いけどプライベートでは絶対に関わり合いになりたくない男・カイリーが昨年からマブスにやってきて、ドンチッチと「ルカイリー」コンビを結成しました。一般的には「能力はすごいけどその2人噛み合うの?」と言われる中、別に揉めもしないけどハマりもしない、という虚無ストリー(無のケミストリー)によりマブスの昨シーズンはプレーオフにも出れずに終わりました。

それまでのマブスはよくも悪くも「ドンチッチ1人がすごい」というチームバランスでした。そのワンマン王様バスケにもいい面はあったんですが、優勝を目指すにはもう一味足りないから思い切ってカイリーというもう1人のスターも入れてみようとなったわけです。塩味ばっかりだから砂糖も同じくらい入れてみようと。結果としてまさかの無味になりました。

今シーズンもそんな感じかなと思いきや変化が起こります。特にドラフトで「ええのとったわ!」できた新人ビッグマンのライブリーくん、シーズン途中からトレードで獲得したPJ・ワシントンとダニエル・ギャフォードなどがバチハマりし攻守の問題が劇的に解決。結果としてルカイリーコンビもそれぞれの真価を発揮できるようになり、なんか知らんうちにプレーオフで大躍進してたという感じです。料理に「コク」が出た感じ。

ドンチッチを主体としつつ、ドンチッチの休憩中や終盤の勝負所では頼れるベテランのカイリーが仕事をする。誰もが「最初からそれが見たかったんだけど」と思ったルカイリーコンビの姿が今は見れています。そこはやっぱそれを支えるサポートメンバーの力あってのことだと思うんですが、細かいことはわからんので詳しくは佐々木クリス解説員の超絶解説などを聞いていただきたい。

とにかくドリブルがバカみたいに上手くて、人間のクセが強くて、自分も大エースなんだけど超絶エースの2番手が最も輝くカイリー・アービングという選手の躍動を喜ばしく思っています。マブス来てくれて嬉しかったしがっかりする形にならなくてよかった。ここまできたらファイナルまで行ってアレしてほしいと願っています。

以下、余談。カイリーの映画とバッシュについて。


余談①:映画「アンクル・ドリュー」の主演をやってます

ここから先は

849字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

こちらはただ投げ銭をするだけの「サポート」という機能です。サポートいただけた分だけnoteの活動に割く時間を増やせるので大変助かります。(メンバーシップに入ると有料記事が読めるなど多少見返りがあります!)