1年目で大学病院を退職した話

こんにちは。たろちゃんです。
noteを始めました。

先週たろくんと同棲を始めて、毎日幸せいっぱいですが、これまでの経過はたくさんのことがあって。
今回は前のお仕事の話をしようと思います。

自慢ぽく聞こえるかもしれませんが、私は現役で京都大学の看護科に入学し、去年無事4年で卒業し、そのまま京大病院に看護師として就職しました。
京大に受かった時は、正直人生勝ち組だと思いました。高校は志望校に落ちて私立に通ったので、少々コンプレックスでしたが、最終学歴は京都大学だし、看護師という手に職も得られて、これからさき人生楽々だ〜と思っていました。

もちろん思ったより看護実習は辛かったですし、それなりの苦労はあったのですが、なんとなく卒業しました。

就職も希望の病棟に配属されました(伏せておきます)。ここで経験を数年積んでたろくんと結婚して美容クリニックの看護師でがっぽり稼ぐ、というビジョンでした。
まず違和感があったのが、新人看護師に対して名前ではなく1年生、や1年目さんと呼ぶこと。挨拶をしても無視をすること。先輩看護師さん同士でお話をする時はたわいのない話もするのですが徹底して1年目には話しかけない。話しかけたら露骨に嫌な顔をされたりします。入職して1週間で、これはキツいぞ?と思いました。
いやいや、1年目で使い物にならないんだからしょうがない、頑張って認められるぞと思って毎日それはそれは勉強しました。
疾患のこと。お薬のこと。治療のこと。他にもたくさん。
それでも「そんなこともわからないの?」と言われる毎日。質問攻めにされて、私がわかりません。と言うまで知識を確かめられたり。間違ったことを言ってしまうと、「へぇ〜。そうなんだ?」と嫌味を言われたり。
京大卒だからと裏でプライドが高い、生意気などと言われてることを教育係からも報告されました(教育係もやばい)。
他にもあなたには教える気にならないと先輩看護師さんに告げられたり。直せるところは直したいのでなぜ教える気にならないか理由を教えていただけないかと言ってもそこに関しては答えてくれず。

頑張りたい気持ちに体がついてこなくなって、どんどん精神的にも身体的にも不調が出てきました。
食べ物が喉を通らない、寝れない、家に帰ったら訳もなく涙が止まらない、病棟にいたら息が詰まり、偏頭痛や蕁麻疹が出て、最終的にはストレスで一時的に視力がおちてナースコールの文字が見えず反応が遅れてまた怒られたりしました。3ヶ月で体重は5キロ落ち、睡眠不足で頭も体も動かしづらく、ついに精神科を受診し、休職することになりました。
それからの記憶があまりありません。何をする気にもならなかったので記憶がないのではなくて何もしていないのかもしれません。
毎日たくさん泣いていたこととたろくんがたくさん助けてくれたことは覚えています。

それでも家族やたろくんや友達に恵まれ、徐々に回復し、大学病院なんてやめっぴ、と思ってクリニックで働くことを決め、どうせクリニックならどこでもいいからたろくんと暮らしてのんびりやろ〜って思って就活をはじめ、落ちまくって苦労することになるのですが、結果なんとかご縁があり内定をいただいたクリニックに3月から勤めます。
きっとこれからもいろいろあるのだろうと思いますが、次はのんびり行こうと思います。

とっても長くなってしまいました。読んでくれた方はありがとうございます。
そして暗い内容になってしまいました。次は明るい話題を。

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