頭脳戦
勝手に漫画コラム。其の二
今回のテーマは「頭脳戦」
まずはこちらの動画をご覧頂けたらと🤲
シネマンガブラザーズ
少年漫画あるあるにて
絶賛連載中の『ヴァサラ戦記』第14話。
今回はヴァサラ軍の最高組織
〝ヴァサラ十二神将〟から
〝才神〟ハズキにスポットを当てよう。
上の動画を見ていただけたら
分かる通り、今回ぼくが描きたかったのは
〝力〟ではなく〝頭脳〟を駆使して
戦うキャラクターの雰囲気でした。
力押し一辺倒ではなく、
例えパワーが劣ったとしても
そこをカバーするウェットに富んだ戦い方。
ONE PIECEで言えばウソップやナミ
NARUTOで言えばシカマルなど、
一本取られたッ!と思わせる
戦闘シーンもまた読み応えがあります。
道具や悪知恵を働かせて戦う分、
この戦闘描写には作者の力量が
相当必要になってくると思います。
敵や読者を騙す分、絶対に矛盾点が
あってはなりません。
ましてや頭の良いキャラですし
緻密な計算をして描写していく
必要があります。
いやはやプロの漫画家さんはすごいですね。
正直ぼくも考えてて楽しかったんですが
かなり難しかったです😅笑
しかし!ここで妥協はできません。
『ヴァサラ戦記』として
いくつかあるテーマの一つ、
『誰もが物語の主役であること』
これを自らに課したので
〝才神〟ハズキだけ
雑に扱うわけには行きません!
そもそもぼくは手抜きが大嫌いで
許せないタチなんです!
いままで何度自分の首を絞めるどころか
絞め落とされたことか。トホホ。
構想には2週間弱かかりました。
どうしたらもっと格好良く
戦わせることができるか、
どの台詞回しが一番良いのか...
あ、ぼくの脳内は日々、
こんな妄想ばかりなのでお気になさらず。
そして出た答えがこれ
〝ブラフ〟ー!!!
ブラフとは、元はポーカー用語で
〝こけおどし〟という意味に近いです。
例えると、ポーカーで
自分の持ちカードが
弱いにもかかわらず、
これは強いカードだぜ!と
相手に思わせる芝居を打つ
これを〝ブラフ〟と言います。
Wikipediaさんありがとう。
要はハッタリですね。
両手をグーにしてどっちに
消しゴム入ってると思う?
ってよく小学生の頃やりましたけど
あれで、どっちも入ってませんでしたー!
これもブラフですね。
元々〝どちらかにある〟と
相手の思考を誘導しておきながら
実はどちらにも入ってませんでしたー!
です。ぶん殴ってやりましょう。
今回の動画では十二分に
そこが発揮されました。
ハズキは自らが実験で作った
手榴弾(実際はセルカ棒!!!)を投げ
最初に巨大な爆発を見せます。
そして時間を置き、
次にまた手榴弾(セルカ棒)を
ハズキが投げるのですが
なにやらこれが爆発しません。
不発!?クソ!これはハッタリか!
と思った瞬間に背後に回られてズバン!
してやられました。
さらにここで決め手
『それ、不発だと思ったでしょ?
違うのよ。時間差♪』
チュドォオオオオオン!!!!
かっけぇええええ!!!!!!!!!!
またしてもやられました。
まさに泣きっ面に蜂です🐝
こうしてこの脚本はたしか
うんちしながらふと思いつきました。
これが結びついた時思わず興奮して
いつもよりうんちが多くry
それにしてもブラフを張る、
この〝ブラフ〟という表現が
少年漫画の戦闘シーンで使われ出したのって
いつ頃でしょう。
元々ゲーム業界ではよく聞くそうですが。
漫画となると、なんとなくぼくは2000年代以降、
もっと言えば2010年以降のような気がします。
そう、割と最近。
ま、もしかしたら90年代とかのジャンプでも
平気であったのかもしれませんが
正直その時代に読んでた頃は
ぼく自身も幼かったのでブラフの意味も
分からず読んでいたから
記憶に定着してなかったのかもしりませんがね笑
あ、関係ないけど
ストレートには自信がなくても
あの手この手で変化球を出して
三振を稼ぐ技巧派ピッチャーっていいよね。
たろちゃん組
p.s.
最新作はこちら
この動画の解説も今度しよう笑
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