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青と夏

この時期になると本当どうしても見てしまう、
僕の人生史上最高と言える大好きなMVがある。

Mrs.GREEN APPLEの『青と夏』だ。
この曲、ひいてはこのミュージックビデオには
青春の全てが詰まっていると思う。
つまりそれは僕にとって人生のすべてだ。
まだ見てない人は一度見てほしい。

確実に心の奥がキュッとなり
鳥肌も立つ。ぼくなんか毎夏これで
酒飲んで泣ける。それくらいちょっとした
映画のように見れてしまう。

MV冒頭から痛烈な青い春が駆けていく。
ティーンならではの
叶わぬ恋や夢に打ちひしがれた思い、
理想と現実とのギャップに苦しむ
痛烈な心の声が漏れていく。

〝私はこの世界で脇役なんだと知った〟

このMVにこれといった主役はいないのです。
そのかわり学生や小さい子やおじいさんまで
さまざまな視点から一日が切り取られていく。
先ほど映画のように見てしまうと書いたが
申し訳ない、これは映画です。

甲子園を目指す高校球児、
海ではしゃぐ制服の女の子
夜に花火する子たち
駄菓子屋みたいなところに集まる小さい子たち
きっとつまらないささいなすれ違いで
取っ組み合いの喧嘩をしている高校生
息子のためにとんかつみたいなの作ってるお母さん
花を見て微笑むおじいちゃん
昼休みに一人で教室で弁当を広げるメガネの男の子
弁当に紙切れ、
メッセージには最高の夏だね自分に勝て!
なぜか泣きじゃくる女の子
屋上でギターを練習する男の子
あなたのことが好きという淡い歌詞
縁側ですずむ浴衣を着た小さい女の子とお母さん
その子の手に姉ちゃん受験頑張ってと書き途中のお守り
野球部マネージャー
2ケツしてる男女・・・
ざっとこんな感じに映像が流れていきます
進めば進むほどその登場人物たちが
実は緻密に繋がっていくのが
見えてくるのです。
ある子たちは兄弟だったり姉妹だったり、
そしてその友達だったり、その彼氏だったり
彼女だったり、実は失恋してたり
仲直りしてたり、その子の親だったり
その人の子だったり・・・
明確に示唆されているわけではなく
あくまでそういう風に見えているのですが
そこになぜか奥行きがあって
ドラマを感じるのです。
そんな様々な登場人物を
青々とした晴天の夏の空や真っ赤な夕日が
照らしていくのです。

最初こそ、自分は脇役なんだともがく
ティーンのちょっとした悩みや
もどかしさを醸していた雰囲気が
徐々に徐々に一歩踏み出していくような
明るい雰囲気に変わります

ここで最高の瞬間がきます。

〝大丈夫だから今はさ
青に飛び込んで居よう

という歌とともに
男の子たちが海に向かって一斉に走り
飛び込む!その瞬間にスローになる!

僕はこの瞬間が死ぬほど大好きで
めっっっちゃ鳥肌が立つんです。
なんかこうあ、今壁壊れたな、というか
このMVの最高潮だなって感じで
〝青春〟てそうじゃん!
まだまだ何も知らないけど怖いものなんて
ないんだよ!飛び込んでみようぜ!
みたいなソウルじゃん!って
いくつになってもあの頃の若い感性を
思い出させてくれるんですよ
この映画はこのMVは!

振られても失敗しても馬鹿にされても
いいんだ!それも青春なんだよ!
それが青春なんだよ!
こう魅せられるんですよ。。。

最後たくさんの生徒が校庭で思い思いに
舞うんです。そう、踊るとかはしゃぐとか
ではなくて、もう舞っているんです。
自分はこうだ!これが楽しい!
こうでいいんだ!みたいに全身で。

〝映画じゃない主役は誰だ〟
〝映画じゃない僕らの番だ〟

そう僕の私の番なんですよ。
冒頭、この世界の脇役だった人たち
一人一人が思い思いに主役を
謳歌しているんです。
そうですそれが青春であり
それこそが人生なんです!
だからこのMVには主人公がいないんだ
なぜならみんなが主人公だから
そう思うのでした。

これは私の・俺の物語だ


ここに出てる演者さんたち、
このMVを作った人たち
本当に最高のギフトありがとう

p.s.
とりあえず校庭でバンドが演奏しててさ
制服着た子たちが2ケツしたり、
プール掃除したり海で遊んだり花火してるだけで
最ッ高にエモい夏のPV撮れるよな
オレいつかそんなあるある撮りたいわ!
PVあるあるやろう!

いつかそれ載せるからチャンネル登録よろしくね
たろちゃん組

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