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少年漫画と少年バトル漫画の違い

本日もやってまいりました!
シネマンガテレビリーダー
たろちゃん組の
勝手に漫画コラム!のお時間。

普段は〝少年漫画あるある〟を作り
ヴァサラ戦記という少年漫画ベースの
〝低予算厨二病活劇〟なるものを
YouTubeに投稿しております
よかったら1話からぜし🙇

さぁ本日の漫コラ!題してこちら!
少年漫画と少年〝バトル〟漫画の違い!
であります!

え!?そんな一緒じゃないの!?
違いがあんの!?同じジャンプなのに!?
サンデーなのに!?マガジンなのに!?

・・・はい。あるんです。

というのもこれは僕がそう決めたわけじゃなくて
あのNARUTOの作者岸本大先生と
トリコの島袋大先生、偉大なる2人が
かつて対談でそう語られていたのでした!

この対談の内容は
普段少年漫画あるあるを作っている
僕としては非常に勉強になる内容で
やはり第一線で戦ってきた
先生達の言葉はとてもズドンと
響くものがありましたねぇ。

2人の記事を簡単に要約すると
ドラゴンボールは〝少年バトル漫画〟で
ONE PIECENARUTOは〝少年漫画〟
なのであります。

果たしてその違いとはー。

主人公である少年が物語を通して
友人たちや家族と
過去や現在未来に至るまでの
過程でさまざまな人間関係を
構築して成長していく、そのドラマに
フューチャーしているものが
少年漫画〟です。

麦わらの一味もナルトたちも
戦いの中で友情だけでなく
家族愛や過去から今へと繋がる壮大な伏線
様々な登場人物たちとの人間ドラマを経て
物語は結びを迎えていきます。

一方の〝少年バトル漫画〟は
ドラマではなくバトルに焦点を合わせて
物語が展開されます。
絶望的な敵、そんな敵との共闘、
そこに現れるさらなる強敵!
滅亡の危機!主人公の危機!
更なる覚醒!敵も覚醒!
主人公はもっともっと覚醒!
そして倒す!と思いきや!?
更にうおおおお!?!?
とドンドンガツガツバトルが進化していく
そういったワクワク感を
メインテーマにしているのが
少年バトル漫画なのです。

似ているようでこの二つの漫画は
異なります。

少年の成長ドラマに重きを置くか
バトルのワクワク感に重きを置くか。

孫悟空は過去を振り返らず
目の前の敵を爽快に倒して
どんどん前へ進んでいきます。
ナルトやルフィたちは
いろいろな背景を乗り越え
時に悩みながらもがきながら
その壁を超えて前へ進んでいきます。

そのどちらもが面白く素晴らしいのです。

その点、冨樫作品は
そのどちらも兼ね備えています
手に汗握るワクワクのバトル展開と
複雑に考えさせられる人間ドラマを
極めて両立させたのが
至高と名高いキメラアント編でしょう。
もはや文学とも人類学とも言えるほどの
作品力でした。

岸影様も漫画を知るなら
冨樫先生を見習った方が良い
なんて仰っていましたが
本当にそれだけすごいレジェンドなんですね
あの世代の作家さんたちは。
それは黄金期を支えるわけですw

ちなみにトリコも
どちらかと言えば少年バトル漫画だと
分類していました。
僕からしたら十分ドラマもあるんですが笑

トリコ序盤はたしかに
いろんなグルメモンスターたちを
倒しながらメニューを完成させていく
冒険とワクワク感がありました。
敵は主に食材であったり珍獣怪獣が多いので
ドラマ性よりやはりワクワクする
面白さが求められてくるわけです。

トリコの何がすごいって
〝食〟をテーマにしつつ
きちんとバトル漫画として
成立させているのが
すごいところですよね。

意外と作品が扱うテーマって
似ちゃうじゃないですか。
幽霊とか妖怪を扱う設定って
何番煎じだよって思うんですが
島袋作品にはそれがない
そこが魅力と作家の力なんだなと思います。

普通、飯をテーマにあれだけの
バトル漫画作れないですよ笑
連載とアニメがやってた頃
僕はボクシングやってたんで
トリコめちゃくちゃ嫌いだったんです
見てると腹減るから笑
もう減量がきつくてきつくてw

トリコだけはボクシング引退してから
読みましたけどね
とても面白い漫画ですよね。

そんな偉大な先生たち2人が
こう定義していたからこうなんです。

それでいうとやはり
僕が今作っているヴァサラ戦記は
どちらかといえば
〝少年漫画〟と言えるでしょう笑

バトルもワクワクさせつつ
人間ドラマも重厚に描きたい。
欲張りなたろちゃん組ならではの
野望はまだまだ続きそうです...😌

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ちゃお👋
たろちゃん組

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