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【MLB】アトランタ・ブレーブス本拠地『Truist Park』から拡大する地域コミュニティの活性化 part1

こんにちは。たろべいです。

既に懐かしいMLBの2021年シーズン。ポストシーズンは大いに盛り上がり、ナショナルリーグではサンフランシスコ・ジャイアンツとロサンゼルス・ドジャースの攻防戦に注目が集まる中、順調に勝ち進んできたアトランタ・ブレーブスが投打が噛み合い、ワールドシリーズ制覇達成という見応えのあるポストシーズンとなりました。
今回は見事に2021年ワールドシリーズ制覇を成し遂げたアトランタ・ブレーブスの本拠地である『Truist Park』に着目したいと思います。

https://www.dreamstime.com/photos-images/suntrust-park.htmlより引用

◆『Truist Park』のこれまで

初めに、『Truist Park』と聞いてもあまりピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ブレーブスの本拠地は2017年から新しいボールパークとして新設され生まれ変わり、2017年から2019年までは『サントラスト・パーク』という名称でした。その後、命名権を取得していたサントラスト銀行が米国銀行持ち会社であるBB&Tによって買収され、合併したことによる影響で『Truist Park』へと名称が変更されました。1997年から2016年までは『ターナー・フィールド』が本拠地球場として利用されており、ターナーフィールドといえばトマホークチョップという印象が強くありました。

※トマホークチョップって何?


トマホークチョップとは、アメリカ合衆国のフロリダ州立大学を起源としたスポーツの応援スタイルの1つであり、1991年にフロリダ州立大学出身の選手がブレーブスに入団した事と、ブレーブスの球団のロゴがトマホークであったことがきっかけとして現在のブレーブスの応援スタイルとして確立されました。試合のイニングの間にトマホークのグッズや腕を繰り返し振り降ろしてファン同士で一体となって応援するのが一般的な応援スタイルであったが、現在ではスマートフォンの普及が影響し、ナイトゲーム時にトマホークの代わりにスマートフォンのライトを照らして振りかざされる応援スタイルになっています。(出典)Tomahawk Chop - BR Bullpen (baseball-reference.com)を元に筆者が編集


◆球場外に広がる『The Battery Atlanta』

公式ホームページ:『The Battery Atlanta』

まず初めに、上記の公式ホームページを是非閲覧していただきたい。開くといきなりブレーブスのユニフォームを着た多くのファンが球場外の施設、通路や階段、芝生の上で交流し、カフェやバーで飲食をする人、キャッチボールや水泳もできるスペースも完備されている。ホームページ下部の見出しには、SHOP・DINE・PLAY・EVENTS・LIVE・WORK・STAY・INFORMATIONと記載されており、様々なアクティビティを展開しているのが見てわかる。

上記の『The Battery Atlanta』のpdfマップを見ると、球場外だけでもかなり充実しており、十分に1日を楽しめそうな環境であることがわかる。これら各施設については別のnoteで深く掘り下げていきたい。

◆『The Battery Atlanta』は地域コミュニティに何を与えたのだろうか

2020年と2021年は世界規模のパンデミックによって現地に足を運ぶ人数がかなり制限されたと考えられるが、それまでの数年間で地域コミュニティにどのような影響を与えていたのでしょうか。

アトランタデイリーワールドによると、ブレーブスのトゥルーイスト・パークと「The Battery Atlanta」は毎年約1890万ドルの利益をコブ郡に生み出していると、コブ郡商工会議所の調査によって明らかになった(ADW)。トゥルーイスト・パークが開場される前年度の2016年と開場後の2019年度の観客動員数を比較すると、約60万人増加している(BASEBALLREFERENCE)。
(出典)SunTrust Park & The Battery Generating $18.9 Million Impact on Local Community | Atlanta Daily Worldを元に筆者が編集。
(出典)Atlanta Braves Attendance, Stadiums, and Park Factors | Baseball-Reference.comを元に筆者が編集。

ブレーブスは、2018年度と2019年度に地区シリーズ首位を制覇している。チームの戦力が揃っていたから優勝を成し遂げられたと考えられるが、ボールパークを新しく設立し、地域にあらゆるサービスを提供した取り組みも大きな要因の1つなのではないでしょうか。

◆最後に

ひとまずpart1はここまでです。part2はより具体的に書きたいです。

現地でトマホークチョップに参加したいなあ。いつになるだろう。



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