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社内ITをデザインする?

はじめに

みなさんの社内ITに対するイメージってどんなものでしょうか?やたらと管理したがる、業務の自由を制限する、問い合わせても杓子定規な回答しかしてくれない、などなど、マイナスのイメージが多いのではないかと思います。

かくいう私もそうでした。社内IT部門は私たちの自由な仕事のスタイルを制限する敵でしかない、みたいな感じで彼らを敵視している一人でした。

ただ、ある時にこう思ったのです。文句ばかり言っても何も変わらないし、誰も幸せになれない。影でこそこそ新しいwebサービスを使うくらいならいっそのこと、それをみんなが使える社内環境を別に作ってしまえばいいのではないか、と。

管理者になる

そのあと色々あって、様々なツールの管理者権限を集め、開発組織の社内環境を管理する立場になっていきました。
いつしか、プロダクト開発の業務から離れ、管理業務がメインの業務になっていきました。
当時の自分は開発現場から一旦離れて、管理側の仕事を横断でしたいという気持ちが強かったので特に違和感ありませんでしたし、管理側の仕事は誰もやりたがらないためか、課題が山積みだったのでやりがいがあるなと思ったくらいでした。

社内ITをデザインしはじめる

プロフィールにも記載しましたが元々私は6、7年IAという仕事をしていました。IAとは何かといいますと、Information Architectの略で、情報設計者という意味です。
今でこそUXという言葉が当たり前のように言われていますが、200X年当時そう言った考えのもとに色々なwebサイトの設計を行っていました。IAという仕事は「ユーザー体験フローからサイトのナビゲーション・構成を設計する」という仕事と言えると思います。

社内ITに置けるユーザーとは、社員・パートナーになります。彼らに対してUXフローを考え、私は仕事環境のあるべき姿をデザインし始めました。
どんな課題にぶつかってどう解決して言ったのかについては、それぞれのエピソードで記載していこうと思いますのでお楽しみに。

これからの社内IT

Corporate Productivity Engineerという言葉を聞いたことあるでしょうか?情シス部門の新しい考え方で、社員に対して生産性を高める社内ITサービスを提供するという職種のことです。
メルカリのCSEもこれに該当するかと思います。

自分が取り組んでたこととリンクしていて、嬉しい反面やはりこう言った動きはエンジニアリングが主なのかとも思いました。
私が主張したいのは、CPEのような考え方こそ、UXデザイナーやIAも関わるべきだと思っています。
適切な情報設計による迷わせない導線、適切なガバナンスによる場当たり的でない権限設計などがより社内ITの利便性を向上させるからと思っているからです。

終わりに

こちらのマガジンでは、社内ITをどうデザインしていくかについて色々ご紹介していきます。
ツールの管理の仕方、ナレッジDBの情報設計、権限設計の考え方、情報流通設計、利用状況の可視化などなど。お楽しみに。

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