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次代を創る「スマートビル・スマートシティ」

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スマートビルの概念は、さらにあらゆる信号がネットワークで結ばれ、個々人の端末ともつながり、ワーカーにとっては、スマートフォンや顔認証の生態認証により、個々人にとって働きやすい物理…
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#ロボット

次代を創る「スマートビル・スマートシティ」:その1

海外で進む不動産のデジタル化「スマートビル」:ミレニアル世代  ミレニアル世代と呼ばれる80年代以降に生まれた10代、20代の若者たち。生まれた時からインターネットに接し、デジタルネイティブとも言われる。  そのミレニアル世代、黒電話を知らないらしい。黒電話を見せたら、電話であることは認識したものの、使い方を聞くと、ダイヤル番号が書かれた数字を押して使う、と回答したそうだ。  携帯電話に慣れたミレニアル世代にとって、電話をかけるとは、プッシュボタンを押すことを意味するから

次代を創る「スマートビル・スマートシティ」:その8「5. ロボット活用が進むスマートビル」

5. ロボット活用が進むスマートビル ロボット活用は、もともと産業用ロボットとして多く導入されてきたが、スマートビルなどで活用されるサービスロボットも多様化しており、さまざまな用途に活用されつつある。ロボットがコミュニケーション能力を持ち、人の活動をサポートするような動きもみられる。 特に清掃や警備などにおいて、ロボットを活用することが普通に実施されるようになった。来訪者受付などでも、リモート機能やAIなどを活用して、自動で受け付けるような仕組みも導

次代を創る「スマートビル・スマートシティ」:その9「5.2 物流ロボット」

 新型コロナウイルスの影響により世界各地で外出が規制される中、無人配送ロボットは人々に生活物資を届け活躍している。そのリーディング企業となるのが、米スタートアップ企業のStarship Technologies社だ。電動無人配送ロボットは2020年6月現在までに10万回以上の配送をおこなっており、欧米の各都市で既に「普通のサービス」として認識され始めている。  スターシップロボットのサービスは2018年ミルトンケインズで始まって以来、着実にサービスを拡大させてきた。米国では

次代を創る「スマートビル・スマートシティ」:その10「5.3 警備ロボット」

5.3. 警備ロボット(火災、災害、監視・警備用) ロボットを導入した場合の警備計画を立案すると、日中帯の総合受付または立哨警備、深夜から早朝までの巡回業務が対応可能。 ・1台導入した場合、単純計算で計20時間分の必要人員削減が図れるが すべて任せることは不可能であり、警備員との連携が必要不可欠。また、警備員がロボットの機能を理解することが必要。 ・ロボットが出来ないこと(状況判断や処理について臨機応変に対応、扉(鉄扉)の開閉は出来ない等)を考慮することが必要。 ・ロボッ

次代を創る「スマートビル・スマートシティ」:その11「5.4. 案内・コミュニケーションロボット(受付、アバター用)」

5.4. 案内・コミュニケーションロボット(受付、アバター用)  人間の業務を代行する手段のひとつに、ホテルにおけるパーソナルアシスタントとしてスマートスピーカーの活用が進んでいる。しかし、プライベートな空間であるホテル居室内において、スマートスピーカーやロボットが、自発的に利用者へ対話やサービス提供を行うことが、はたして利用者にどのような影響・印象を与えるのか、これまで調査されてこなかった。  2019年9月、サイバーエージェント、大阪大学、東急不動産ホールディングスらが