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座りすぎで足の痺れ… それ、梨状筋症候群かもしれません

コロナで在宅勤務になり、はや3年になろうとしています。そんな1年前のある日、座っているときに急に足全体にじんわりとした痺れが広がり、その日以降、しばらく座っていると必ず足がしびれてくるようになりました😢 1年間かけて様々な病院に通い、ようやく原因が梨状筋症候群では?とういことが分かったので、似たような境遇の方のために経緯をまとめてみます。

なお、私は医療の専門家ではありませんので、用語の使い方に誤りがあれば申し訳ありません。以下の情報は参考情報として捉えていただき、個別の診断に関してはお医者さんの指示を仰いでいただくようお願いいします。

症状

  • 30分ほど椅子に座っていると、太もも~足指にかけて、足の裏側がじんわりとしびれてくる。

  • しびれの様子は、長時間正座したときに足がしびれてしまう直前に感じるような「じわじわ、ちくちく、いらいら、ずんより」した感じで、血の流れが悪くなっているのか、心なし患部が冷たい感じもする。

  • しびれの前兆をほうっておくと、椅子に座った状態でも正座したような本格的な痺れがやってくる。

  • 立ち上がって足を軽くストレッチしたり、しばらく歩き回っているとしびれは収まってくる。

  • 椅子だけでなく、ソファーや車の座席など、どんな場所であっても座るとしびれてくる。

  • 腰に痛みはない。

  • 言われてみればおしりの奥がずんより重い気がする・・という程度で、梨状筋症候群と診断されるまではおしりの筋肉が原因だとは夢にも思っていなかった。

疑った病名

  • 坐骨神経痛

  • 椎間板ヘルニア

  • 脊柱管狭窄症

  • 脳の病気

  • 脊椎側弯症(せきついそくわんしょう)

受診した場所

内科医

アメリカではPrimary Care Physician (かかりつけ医)を決める必要があり、まずはそちらの先生に見てもらいました。 そこで、おしりと足のXrayを撮りました。

ただ、こちらの先生、ややぼんやりした先生で、(そのぼんやり具合が、いい息抜きになるなと思って通っているのですが…)Xrayを見ても、「おしりや足に問題が無いので大丈夫でしょう、問題が無いのは良いことです。運動していれば治りますよ」という楽観的かつ非具体的なアドバイスしかもらえませんでした。

カイロプラクター

かかりつけ医の診断が頼りなかったので、家の近所にあるカイロプラクターの先生にも通うことにしました。こちらでは背骨のXRayを撮ってもらい、背骨が結構歪んでいるということを発見しました。

カイロプラクターの先生は、痺れの原因は背骨の歪みにある、ということで治療が始まったのですが、20回通っても全く改善が見られなかったので、これは背骨に原因があるんじゃないのか?と思い始めました。同じ時期に、背骨のXRayを内科医にもみてもらいましたが、この背骨の歪み具合の程度は問題がなく、痺れが出る原因とは思えないとも言われました。

この先生は私の医療保険のカバー範囲外(Out of Network)で自己負担費用が大きい(毎回1万円 × 計40回の通院)、また、後述する神経科医の先生により問題は梨状筋にありそうだということが分かったので、結局は途中から通院するのを辞めました。

神経科医

ここまでくると、専門家の意見を聞くしかないと思い、藁にもすがる思いで神経科医にかかることにしました。背骨のMRIを撮り、足の神経の検査を受けました。

足の神経の検査
足のあちこちに針を刺されて、そこに電流を通し反応を計測する、という検査でした。慣れないところに針を刺されるので(針を刺される部位に慣れている部位なんてありませんが…)恐怖心しかありませんでした。結果は異常なしということでした。

この神経科医の先生に、足とおしりのXRay, 背骨のMRI, 足の神経の検査結果をまとめてみてもらい、「背骨や足の神経、骨の構造、脊椎には問題がない。座ったときに痺れが出るのではあれば、それはずばり梨状筋症候群(piriformis syndrome)です。」と言われました。

それを聞いて、一気に目の前がぱっと晴れた気持ちになりました。背中や足に痛みはないですし、言われてみればお尻の奥がいつも硬くて重苦しい感じもします。

対処法としては、Physical Therapy (整骨院のような場所)に通い、梨状筋症候群専用のマッサージとストレッチを受けるように言われました。ネットを探せば自宅でもできそうなものがあったので、早速取り入れたいと思っているところです。

その他の身体/生活習慣の特徴

私は昔からめちゃくちゃ身体が硬いです。どれくらい硬いかというと、今までの人生で一度も前屈姿勢で足の指に触れたことがないくらい硬いです。子供のころからずっとなので体質もあるかと思いますが、最近ようやくストレッチの重要性に目覚め、色々なYoutubeerの方のストレッチ動画を見るようになり、他の方と比べて身体が硬いというのを自覚しました。

お恥ずかしながら、エクササイズの類も全くやっておらず、高校時代までバスケットボール部に所属していた以降は、継続した運動なるものがまったくできていません。幸い、体重は10年前と比較して大きく変わっておらず、それにかまけて日々だらだらと過ごしていたのですが、カリフォルニアの現地人はエクササイズが日課になっており、何歳になっても素敵なプロポーションを保っている友達に囲まれることとなりました。

体重は変わっていなくても、基礎体力が落ちているため日々の生活の中で

  • 少し動けばすぐに息切れする

  • どこでも座れる椅子を探してしまう

  • Play Station5のコントローラーに息を強く吹きかけるのが長く続かない

  • ステインホールディングコンテスト(並々に注がれたビールグラスをどれだけ長く片手で持ち上げられるかのコンテスト)で老若男女集まる参加者の誰よりも早く落第する

  • 体重が変わって無くても、見た目がぽっちゃりしてきた

などなど、「もしかして、私の体はめちゃくちゃ年老いているんじゃないだろうか」と危機感を抱いていました。

早速、神経科医からの帰宅後に、梨状筋症候群について調べてみたところ、身体が硬い人や、座りっぱなしで運動不足の人は要注意ともあります。まさに自分だ・・・ということで、今年はPhysical Therapyに通ったり、自分でストレッチ・マッサージ、そして運動などに取り組んでみたいと思います。

足の痺れが改善したら、またnoteに近況を更新したいと思います。お読みいただきありがとうございました!



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