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ネットでどこからでも出来るボランティア活動一覧

近年、企業の福利厚生の向上および社会貢献の意識の高まりから、ボランティア休暇を取り入れている企業が増えてきました。大手の外資系IT企業であればほぼ必ずと言ってよいほどボランティア休暇(Volunteer Time-off, VTO)が用意されています。

例えばGoogle社では年間20時間のボランティア休暇が従業員に付与されていますし、私の現職ではもっと多い、年間56時間(7営業日分)がボランティア休暇として付与されています。グローバルで統一されたポリシーなので、日本支社にいたときも56時間をボランティア活動に充てることができました。

ボランティア休暇というのは、有給休暇と同じで、お給料をもらいながら通常業務ではなくボランティア活動に参加できるという時間です。現職の56時間を例にとってみると、極端に言えば、通常業務を一週間(5営業日)まるまるお休みして、朝から晩まで何かのボランティアに従事したとしても、その分のお給料は支払われる + されにあと 2営業日分をボランティア活動に費やせる、ということです。

従業員がボランティア活動に従事した総時間というのは対外的にアピールできるKPIとなるため、企業運営の観点からもボランティア休暇は推進されますし、何より個人としてもボランティア休暇で地域・社会に貢献できるのは魅力的だと思います。

対面で人と関わりながら行う実地でのボランティアは格別の達成感が感じられますが、自分のスケジュールと都合が合わなかったり、遠方だと行きづらかったりしてなかなか実地でのボランティアが見つからないといった方もいるのではないでしょうか。このnoteでは、私がやってみたオンラインでどこからでも参加できるボランティア活動を紹介していきたいと思います。

気に入ったボランティア活動があれば、同僚の方とチームを組んで、ボランティア休暇を消費する時間を設定しても良いですね。

#1 - freerice

Freerice は、世界中の人々が楽しみながら知識を増強できるクイズゲームです。クイズに一問正解するごとに10粒の米を寄付することができます。2010 年以来、Freerice は困っている人々のために 2,140 億粒以上の米を調達してきました。現金に換算すると、150 万米ドルに相当します。Freericeは世界食糧計画(WFP)によって運営されているので、安心して使うことができます。

#2 - St. Jude Children's Research Hospital E-Card

セント ジュード病院は世界的に有名な小児病院で、小児がんやその他の生命を脅かす病気を治療する方法の研究をリードしています。入院中の子供たちが描いたイラストに、ご自分のメッセージを添えて、闘病中の子供たちに送ることができます。

#3 - Missing Maps

毎年、世界中の災害で 10 万人近くが死亡し、2 億人が影響を受けたり、避難したりしています。これらの災害が発生した場所の多くは、どの地図からも文字どおり「欠落」しており、最初の対応者は救援活動に関して貴重な決定を下すための情報を欠いています。Missing Maps は、人道支援組織が脆弱な人々のニーズに応えようとしている地域の地図作成を支援できるオープンな共同プロジェクトです。

Missing Mapsに登録すると、世界のまだ地図作成がおいついていない地域(正確には、衛星から見た地図は取得できても、具体的にその地域にあるもの - 森なのか、住居なのか、獣道なのかなど - が判別できていない地域)に何が存在しているのかをマッピングすることができます。ツールの使い方も詳細に教えてくれるガイダンスもあるので、初心者の方でも理解しながら進めることができます。

Missing Mapsの説明は、以下のブログでも分かりやすく解説されていたのでのぞいてみてください。


#4 - Wildlife Camera Project

モザンビークのゴロンゴサ国立公園は、かつて地球上で最も多様な場所の 1 つでしたが、何十年にもわたる戦争により、公園内の大規模な動物の個体数が激減しました。現在、公園の野生生物数の回復のために国際的な保全活動が進んでいます。

トレイルカメラ(サバンナに置かれたカメラで、野生動物たちを定点観測している)の写真を確認して、映っているゴロンゴサの動物が何の動物なのかを特定することで保護チームの一員になることができます。

#5 - The Cornell Lab of Ornithology: E-Bird Activity


地元の鳥類を観察したり、写真・動画を投稿することで鳥類学に貢献することができるボランティアです。

コーネル鳥類学研究所は、強力な研究、保護、教育を推進するために、世界中の鳥の個体数を調査しています。Cornell が作成したアプリケーション E-Bird を使用すると、エンド ユーザーはあらゆる鳥種を簡単に追跡して識別することができます。 あなたの目撃情報を NASA からの遠隔生息地データと組み合わせることで、科学者は世界中の研究を推進し、鳥類保護の未来への扉を開くことができます。

eBirdのアプリを携帯にダウンロードすればどなたでも参加することができます。日本語の情報発信も行っているようなので、日本語のリンクを紹介します。

以上です。ボランティア活動を検討している方のお役に立てば幸いです!

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