10分でわかる海外ニュース 2024年2月13日
オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしのコラムと10分でわかる海外のニュース、オーストラリアの経済、不動産情報を翻訳&まとめ。
ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
昨年末に2歳になった息子。
外で遊びたいときに「お外出る」と言えるようになった。
この時期、蚊もいるし、日焼けもするので虫除けと日焼け止めが必須。
お外出るを連呼する息子に虫除けと日焼け止めを塗っていると、急に「Outside」と言い出した。
幼稚園に通い始めて徐々に英語を覚えた上に、どうやら日本語で通じないとみると英語に切り替える術を身につけたよう。
子どもの成長の速さを感じています。
【金融ニュース】
ウォール街は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ幅と時期を決定するカギとなるインフレ指標を前に、株式、債券、ドルともに小動きで週明けを迎えた。
消費者物価指数の発表まで24時間を切ったが、S&P500種株価指数は伸び悩んだ。消費者物価指数はさらなるディスインフレを強調し、FRBの利下げに道を開くと予想されているが、トレーダーは大きな賭けに出ようとはしていない。加えて、5週連続の上昇で米国株は買われすぎの水準を超えており、少なくとも整理が必要との声も聞かれた。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■大坂なおみ、女子スポーツに投資する理由を語る
・あなたはアスリート起業家だと言われています。それは引退後の目標でもあるのですか?
私はいつも好奇心旺盛な人間で、テニス選手であることで開かれる扉をくぐることに魅力を感じてきた。アスリートの寿命はそんなに長くはない。でも、ビジネスの頂点に立つ素晴らしい人たちにたくさん会ってきたし、彼らから学ぶことは魅力的だ。私はそれを続けたい。
私は自分が信じることに向かっていく。女子スポーツに投資することは、私にとって常に本当に大きなことだった。プロダクションを立ち上げるのも、父がいつもカメラを持っていたから、ストーリーを語るのは自然なことだった。そして、他の女性アスリートがプロダクションを立ち上げていないということは、衝撃的なニュースだった。人がやったことのないことをやって、たとえつまずいたとしても、その過程で学んでいく。
失敗というものはないと言いたい。すべてが学びの機会なんだ。一番大事なのは、自分がやっていることを強く感じることで、後で後悔することはあまりないだろう。
■テスラ、1月の韓国での販売台数はわずか1台
・テスラ・インクが1月に韓国で販売した電気自動車はわずか1台にとどまった。安全性への懸念から価格、充電インフラの不足まで、さまざまな逆風が需要を圧迫しているためだ。
ソウルを拠点とする調査会社Carisyouと韓国貿易省のデータによると、同社がモデルY SUVを1台販売したのは、2022年7月以来最悪の月となった。Carisyouのデータによると、すべての自動車メーカーにおいて、1月に韓国で新規登録されたEVの台数は12月から80%減少した。
■インフレ冷え込みの兆候の中、RBAは金利を据え置き
・準備銀行は、2024年最初の理事会で金利を据え置くことで、インフレ減速に対応した。
RBAは2月の理事会で、公定歩合を4.35%に据え置き、経済見通しを更新した。
12月期のインフレ率が驚くほど低い結果であったため、理事会はまだ利下げに踏み切るには十分ではなかったが、金利上昇が経済の需要を緩和していることの表れであると述べた。
【最後に】
韓国人の友人に聞いた話などをまとめてみると、韓国では国をあげて企業をサポートする体制が充実しているそうだ。
サムソン、LG、KIA、ヒュンダイなどの企業が国内の販売を促すのは当然のことながら国際競争に勝てるように国が補助金を出したりしていると聞いた。「テニスやバスケ、サッカーの大きな大会のスポンサーに韓国企業がついていたりするのもそんな”大きな力”働いているからだよ。」なんて、こともなげに話してくれた。
そんな韓国国内でTeslaが無手で韓国企業に立ち向かおうとするのはかなり無謀な話だ。
国にコントロールされている市場で、ましてや何かあったら不買運動がある経済圏での勝算はどれほどのものなのだろうか。
オーストラリアのように国内で自動車の製造がない国で販売をするのは意外に最も簡単な市場なのかもしれないと街中を走るTeslaの台数をみて思う。
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