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毎朝10分でわかる海外ニュース2021年8月17日

みなさまおはようございます。今朝のニュースは「タリバンによるアフガニスタン奪還,Googleとフェイスブックによるアジアインフラ,中国に遅いかかる波、タイ経済の遅れ,シドニー空港の売り込み」の5つです。タイ、シドニー空港ともに観光を主とする業界,国や地域はデルタ株の拡散によりますます厳しい状況に追い込まれています。オーストラリアでも最も拡散しており,1日の感染者が多いとしシドニーでは過去ロックダウンを幾度となく行なっており,空港利用者は減る一方です。また,タイも国内の産業では外貨獲得の術として観光が大きな割合を占める関係からGDPはもちろん,失業率も今後上がっていくことが予想されます。


Taliban Retake Afghan Capital After 20 Years Fighting U.S.

タリバン、米国との戦いの末に首都を奪還

タリバンの指導者たちは日曜日にカブールに行進し、米軍によって排除された20年後にアフガニスタンを完全に支配する準備をしている。タリバンは大統領官邸を占拠し、近日中に「アフガニスタン・イスラム首長国」を宣言する予定だという。その数時間前、アメリカの支援を受けていたアシュラフ・ガーニ大統領は国外に逃亡した。


Google and Facebook’s New Cable to Link Japan and Southeast Asia

グーグルとフェイスブックの新しいケーブルが日本と東南アジアを結ぶ

アルファベット社のグーグル社とフェイスブック社は、アジア太平洋地域のインターネット接続を向上させるため、2024年に予定されている新しい海底ケーブルシステムに参加することを発表した。「アプリコット」と名付けられたこのインフラプロジェクトは、日本、シンガポール、台湾、グアム、フィリピン、インドネシアを結び、拡大するブロードバンドアクセスと5Gワイヤレス接続の需要に応えるものであると、フェイスブックは述べている。3月には、シンガポールと米国西海岸を結ぶ2本の新しい太平洋横断海底ケーブル「Bifrost(ビスフォート)」と「Echo(エコケーブル)」を発表しており、後者にはグーグルも参加している。エコーケーブルとアプリコットケーブルは補完的な海底システムであり、Google Cloudをはじめとする同社のデジタルサービスの耐障害性を向上させるとGoogleはブログ記事で述べている。Facebook社によると、アジア太平洋を横断する新しい光ファイバーリンクは、初期設計上の容量が毎秒190テラビット以上となっている。シリコンバレーの大手企業である両社は、最も成長が期待できる地域のインターネットインフラ整備に投資しており、グーグルは昨年、インドのデジタル化推進のために今後5~7年間で100億ドルの投資計画を発表した。


China’s Recovery Weakens as Delta Outbreak Adds New Risks

中国の回復は弱く、デルタ株の感染が新たなリスクとなる

中国の7月の経済活動は予想以上に減速した。新たなウイルスの発生により、洪水や世界的な需要減退の影響を受けた回復に新たなリスクが加わった。7月の小売売上高は前年同月比8.5%増となり、エコノミストが予想した10.9%をした回った。工業生産高は中央値7.9%増に対し6.4%増、1-7月の固定資産投資は予想の11.3%増に対し10.3%増となり,失業率は5.1%に上昇した。

Thailand Cuts 2021 GDP Growth Forecast on Worst Covid Wave

タイ、2021年のGDP成長率予想を下方修正、最悪のCOVIDの波が発生

タイの主要な経済計画機関は、国内最悪のコヴィド-19の発生による記録的な死亡者数、国内需要の減少、観光客の到着の遅れを受けて、今年の経済成長率の見通しを下方修正した。国家経済社会開発評議会は、第2四半期の最終データを発表した際に、今年の国内総生産(GDP)は5月に予測した1.5%~2.5%から0.7%~1.2%に減少すると発表した。国家経済社会開発評議会(National Economic and Social Development Council)の事務局長であるDanucha Pichayanan氏は、月曜日のFacebookライブで、「タイ経済はまだ不況にはなっていないが、4月に発生したインフルエンザの再燃以来、成長の勢いを失っている」と述べた。「発生がある程度抑えられれば、地元の消費や観光を促進する必要があるでしょう」と述べた。

Sydney Airport Willing to Talk Sale as Investor Prods Board

シドニー空港、投資家が取締役会に売り込みに来る。

シドニー空港は、最大の株主が交渉開始を求めている中、168億ドル以上の買収提案について、買収者と協議する用意があると発表した。シドニー空港は月曜日、IFMインベスターズが率いる入札者が「長期的な価値」を反映した提案をするならば、「関与することに前向きである」と述べた。一方で、シドニー空港は、IFMインベスターズが提示した228億豪ドル(168億ドル)への増額案を拒否した。シドニー空港が話し合いに応じたのは、最大の株主が取締役会に売却のための話し合いを始めるように要求しているからである。15%の株式を非公開化グループに組み入れる予定のユニスーパー社は、8.25豪ドルから上昇した最新の1株8.45豪ドルの入札額は、"合理的な交渉の基礎 "であると述べた。シドニー空港は、航空会社や観光業を壊滅させたコロナウイルス対策で打撃を受けた後、世界各地で行われているワクチン接種によって世界的な旅行が再開されるという希望にしがみついている。

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