ジコタンQ:個性を活かしていきる 2024年6月28日
オーストラリア在住20年目、元豪州4大銀行員のtaroがお送りする海外暮らしで見える柔らかい思考と感情と視野が広がる海外のニュースの翻訳&まとめ。ニュースの参照はここからhttps://www.bloomberg.com/asia
【本日の独り言】
みなさまおはようございます。
インスタグラムの投稿を見たある方から「お子さんたちにとって日本は海外旅行に行く感覚ですか?」と聞かれた。
確かに、自分たちは20年経ったいまでも「日本に帰る」と言うけれど、子どもたちは「日本に行く」と言う。
それはおそらく彼女たちの日本語のレベルにも関係しているけれど、確かに「帰る」感覚はないだろう。
実際のところはどうなんだろう?と気になってみたので娘に聞いてみた。
帰ってきた答えは「外国に行く感じ」だった。
生まれも育ちもオーストラリアで、日本には年に1回、2年に1回のペースでしか来ないと自分たちとは結びつけづらい部分もきっとあるだろう。
これまで何度も行き来はしているけれど、文化や習慣の部分ではギャップのある彼女たちでもある程度言語ができるからこそ違和感もなく馴染んでいて気が付かなかった。
子どもたちにとってはここは外国なんだ。
そんな環境で学校に行ったり、普通におじいちゃんおばあちゃんと食卓を囲むことができるのは本当に貴重な体験だ。
この時間を大切に過ごしていこうと改めて思う。
オーストラリアで会計士、銀行員を経て、2019年に起業し現在日本で3事業、オーストラリアで2事業を経営。多彩な経験と持ち前の柔軟な思考を活かした経営者、人材育成家のTaroがお届けする「ジコタンQ(自己探究)」
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【金融ニュース】
世界最大の債券市場は、最新の一連の経済報告を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が米国の景気減速拡大を防ぐため、今年中に利下げに踏み切るとの見方が強まり、上昇した。
FRBが好んで用いるインフレ指標に備えるトレーダーは、いくつかのデータが中央銀行の長期金利上昇スタンスに関連した成長の鈍化を示したことから、国債に資金を投じた。政府は、第1四半期の個人消費支出を年率1.5%に引き下げた。別途発表されたデータでは、特定のビジネス機器の受注と出荷の減少、雇用市場の低迷、住宅購入の落ち込みが示された。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■円相場の絶え間ない下落が示すFRBの世界市場支配
・円相場が立て続けに節目の水準を割り込み、日本の当局に厳しい現実が迫っている: 米連邦準備制度理事会(FRB)が長期的な円高政策に踏み切らない限り、円安は止まらない。米連邦準備制度理事会(FRB)が長期的な円高政策に踏み切らない限り、円安は止まらない。
高止まりしている米国の借入コストがドルを押し上げ、それが世界に与える影響を分析する中で、これは世界の投資家が共有している認識だ。1日7.5兆ドルの世界通貨市場において、円の執拗な暴落はアメリカの金融支配を極端に表している。
■世界の投資家、かつてのお気に入り日本株に慎重姿勢に転じる
・ Blackstone Inc. は先週、日本の漫画オンラインプラットフォーム「めちゃコミック」の運営会社を買収するため、17億ドルの取引を開始しました。KKR & Co. などの競合他社を退けたと報じられた Blackstone の入札は、成長著しい日本のソフトパワー帝国への海外投資としては、これまでで最も重要なものになるかもしれません。ゲーム、アニメ、マンガ、そしていずれは映画やJポップなど、日本のソフトパワーコンテンツの価値は高まる一方だ。
今年のスーパーボウルのハーフタイムショーに出演した歌手のアッシャーが、ファンのリクエストに応えて柔術海戦のキャラクター五条悟のコスプレをしたり、世界最大の外食チェーンであるマクドナルド社が一時的に架空のコミック本と同等のブランドとして生まれ変わったりと、マンガの影響力はいたるところにある。
■最大の金利引き締めサイクルの中、オーストラリアの住宅価格は底堅さを証明
・2022年半ば以降、金利が上昇し、借入可能額が減少したため、住宅価格もそれに追随すると多くの人が予想したが、金利引き締めが始まってからの2年間、住宅価格は底堅いことが証明された。
しかし、そのパフォーマンスは国によって異なっている。金利は2022年5月に急速に上昇し始め、425ベーシスポイントの引き締めの後、全国の住宅価格は17ヵ月連続で上昇し、現在では2022年5月以来6.2%上昇している。
金利上昇は、2000年代半ばから後半にかけてのように、借入可能額が減少し、住宅ローンのサービシングにかかるコストが高くなるため、住宅価格の下落につながる可能性があるが、現在では、金利以外にも住宅価格の結果を左右する多くの要因があることが分かってきている。
準備銀行が引き締めている経済状況も一役買っている。
【最後に】
日本のマンガが世界的に大きな影響を与えているにもかかわらず、この市場がどれほど大きくなっているかは、多くの投資家、アナリスト、コメンテーターでも正当な評価を下すことができないでいる。
それは日本最大の出版社は非上場であり、知的財産のコレクションを評価するのは難しいことが大きな要因となっている。
日本に眠るソフトコンテンツはまだまだ眠れる財宝の山かもしれない。
盗賊や山賊に荒らされることなくこの大事な財産を守り、大きく育てていってもらいたい。