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毎朝10分でわかる海外ニュース2021年8月5日


みなさまおはようございます。今朝のニュースは「アジアで広がる感染,ロックダウンによる第二の被害,航空輸送料の減退,日本の10年債利回りがゼロ,ソニーの回復」の5つです。「COVIDの震源地が欧米からアジアに移ってきている」という一文がまさに先月頭のシンガポールや少し前の香港,そして今のインドネシア,インドといった国々で広がる感染を示しているのと同時に,航空輸送までその影響を如実に表しているのが現状です。オーストラリアでは工業製品を輸出に頼っている部分が大きく,この影響は小さな小売店から卸問屋まで影響は各所に出ています。また,日本の郵便局では海外のいくつかの国に対して航空便で送れないなどの弊害もあり,市民レベルでも影響が出始めています。


Indonesia Becomes Second in Asia to Hit 100,000 Covid Deaths

インドネシア、アジアで2番目にCOVIDによる死亡者数が10万人を突破

インドネシアは、コロナウイルスによる死亡者数が10万人を超え、アジアで2番目にその基準を超えた国となった。東南アジア最大の経済大国であるインドネシアは、数週間にわたってCOVID19による死亡者数が世界のトップを占めていたが、保健省のデータによると、水曜日には1,747人が追加され、合計100,636人となった。昨年発生した新型インフルエンザで10万人以上の命が失われた国は、ブラジルやインドなど他の11カ国に加えてインドネシアがあり、世界の震源地が欧米から東南アジアに移っていることを示している。インドネシアでは、米国に比べて1日あたりの感染者数は少ないものの、ワクチン接種率が低く、医療システムが整っていないため、ウイルスによる死亡率が高くなっている。


Fraudsters Take Advantage of Covid Lockdowns as U.K. Cases Jump

Covidのロックダウンを利用した詐欺事件が英国で発生

英国では、コロナウイルスによる感染者数の減少に伴い、詐欺事件の件数が急増した。KPMG U.K. Ltd.が水曜日に発表したレポートによると、英国の裁判所で行われた詐欺の起訴件数は、今年の最初の6ヶ月間で2倍になったという。事件数は増加しているものの、詐欺容疑の金額は70%減の1億3900万ポンド(約1億9300万円)--2018年上半期に実現した8億9500万ポンドに比べればほんのわずかだ。KPMGの英国調査部門の責任者であるRoy Waligoraは、「価値の低下は、注目を集めるような裁判がなかったことに加えて、より複雑なケースが長い裁判の遅れに直面していることが原因である」と述べている。


Travel Rebound Stalls as China Cuts Flights, U.S. Tops Out

中国の減便、米国のトップアウトにより、旅行の回復は失速

2週連続で、世界の航空輸送量の回復が一歩後退した。航空会社の座席数は、COVID19のパンデミックにより、中国や東南アジアからの中間層観光客の増加を背景とした数年に及ぶ旅行拡大が中断される前の2019年の同じ週に提供された量の68%と、約4分の1ポイント減少した。航空専門会社OAGのデータを使用して回復の兆しを観測しているブルームバーグのウィークリーフライトトラッカーによると、デルタ株の広がりが主な原因とされる今回の後退は、前週のほぼ1ポイントの減少に続くものだ。


Japan 10-Year Bond Yield Drops to Zero for First Time This Year

日本の10年債利回り、今年初めてゼロになる


コロナウイルスのデルタ型の感染拡大が世界経済の回復を妨げるとの懸念から、欧州とアジアの債券利回りはゼロ以下に向かって推移した。水曜日には、イタリアの2年債利回りが初めて欧州中央銀行の預金金利(マイナス0.5%)を下回りました。今週、ドイツのイールドカーブは全体的にマイナスに転じ、日本の10年債利回りは12月に最後に見られた水準であるゼロまで低下した。 世界的にウイルス感染が急増していることから、安全性を求める動きが強まり、今週の債券は上昇しました。米国、欧州、日本の国債は、インフレが加速している兆候があるにもかかわらず、主要な中央銀行が緩和政策を維持するとの期待からも買い進まれた。auじぶん銀行(東京)の山下誠チーフエコノミストは、「コロナウイルスに起因する不確実性が、世界の国債利回りを低下させている」と指摘する。地元の投資家は、利回りが0%以下の債券を買うことに抵抗を感じるかもしれないが、「より高いキャリーを求めて、代わりに長期の債券にシフトするかもしれません」と山下氏は述べている。


Sony Boosts Profit Outlook on Better Movies, Music Prospects

ソニー、映画・音楽の見通しが改善したことで業績見通しを上方修正

ソニーグループは、世界経済が危機的状況から脱却しつつある中、音楽、映画、電子機器部門の見通しが改善し、ゲーム需要の鈍化を補うことができると判断し、通期の利益見通しを上方修正した。東京に本社を置く大手エンタテインメント企業は、通期の営業利益見通しを従来の9300億円から9800億円に引き上げた。6月に終了した四半期の営業利益は2,800億円で、アナリストの平均予想である2,261億円を上回った。ソニーは6月の四半期から会計処理を米国会計基準からIFRSに変更した。

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