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太陽の梅雨下り
その女の子は太陽のように強く輝く女の子。
「悲しい時は上向く」こんな印象の君。
太陽は絶対に悲しみの涙も感情も枯らしてくれる、そう思いながら今日も光の日を浴びる。
時には雨で落ち込んだり泣いちゃったりすることもある。
きっとその時は君といつも睨めっこしている太陽も泣いている。
梅雨になると君の髪と感情が渦をまくように太陽も少し優柔不断になる。
この梅雨が過ぎると君と太陽はまた光のように輝く。
渦を巻いていた雲も君の髪も太陽のように、梅のようにまん丸になる。
角がない君はこの世界をきっと晴れにしてしまう。
少し暑くて少し酸っぱい、けれどどこか甘い。
まるでその太陽と梅は
君の陽(よう)だった。
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