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【OneSe Class】プロダクトとは生き様である

こんにちは。shotaroです。
僕が運営に携わっている動画スクールOneSeの総受講生数が300名を突破いたしました。
約1年半でこれだけ多くの方に受講いただき「動画で人生を豊かに」を理念に、1人でも多くの方に動画の素晴らしさや面白さを届けられたことは大変嬉しく思います。300名突破のプレスリリースを発表しましたので是非ご覧ください。

今回の300名突破にはどんな葛藤があり、どんなストーリーがあったのかOneSe事業責任者である誌恩さんがnoteを書きました。胸が熱くなる記事なので、こちらもあわせてチェックをお願いします。

OneSeではマンツーマンのOneSe Personalと集団で学ぶOneSe Classの2軸で展開しております。僕はOneSe Classの運営を行なっており、その立ち上げから尽力してきました。

「プロダクトとは生き様である」
これは前職の代表がおっしゃっていた言葉です。

OneSe Classは決して1人で作り上げたわけではないですが、僕が人生において大切にしたいことをそのままOneSe Classのサービス内容に落とし込み運営しております。

TranSeにジョインして間もなく1年が経つので節目の意味を込めて、どんな想いでOneSe Class を作ってきたのか改めて綴りたいと思います。

なんとなく撮影、なんとなく編集をやめよう

OneSe Classでは意図を持って撮影すること、意図を持って編集することを伝えている。それも、自分の中ででもいいから言語化することが大切であると。

僕は今何においても意図を持って行動するよう意識している。楽しそうなことや興味が惹かれる物に対して、何も考えず飛びつく傾向がある。それによってもたらされた経験や知識は僕の糧となり今につながっている部分も多いが、それと同じ量の失敗も経験してきた。考えることができるはずなのに何も考えずに行動し失敗してきた。考えていなければいないほど失敗の確率は高かった。

前職で上司から「意図を持って行動しろ」と言われたことが今でも心に残り常に考えることを意識している。

これは動画撮影においても一緒で何も考えずに撮影した素材をシーケンスに入れるとどうやって使えばいいんだろうと悩むことが多々あった。莫大な時間をかけて撮影したのに全く使えない素材ばかりで、ただただSSDの容量を圧迫していった。
自分なりでもいいので意図を持って撮影してほしい。もしそれでも使えない素材だったら、振り返ってみて何が使えないと自分が判断した原因なのかを分析することができる。
人生においても自分なりの意図を持って行動すれば、たとえ失敗したとしても振り返って分析することができる。
だから、動画においても、自分なりでいいから意図を持って1カットに1カットに意味を持たせてほしい。

言語化するということ

OneSe Classではグループワークがある。ここでは答えを模索するのではなく、自分なりに考えて仲間に対してアウトプットをする場だ。
動画のことを知らない・分からないからスクールに入っているのに自分の考えをアウトプットするというのは勇気がいることだと思う。大人になればなるほど、自分の意見を言わざるを得ない環境なんてあまりないからドキドキしてしまう。「合ってるかな」「間違っていたら嫌だな」受講生の皆さんはそんな思いが込み上がってくる場面もあるだろう。でも、だからこそ、強制的にアウトプットせざるを得ない環境を作った。

言葉にしてみなければ相手には伝わらない。嫌なことがあったらNOを伝えよう。嬉しいことがあったら嬉しいと伝えよう。伝えなければその想いはなににもならない。
日本の文化では阿吽の呼吸や空気を読むというものがあるが、でもそれだけではコミュニケーションは成り立たない。
相手の気持ちを推し量って言いたいことも言えないのであれば、心理的な孤独を感じてしまうのではないだろうか。相手のことを思いやらずに伝えるということではない。自分の意見をまっすぐに相手に伝えることで、新たな気付きが自分にも相手にも与えられることができるだろう。ちっぽけな自分のプライドが邪魔をして後悔するくらいなら、伝えてみてから考えたらいい。世の中には答えなんてないことの方が多いし、相手がどう思っているかはその人にしかわからないのだ。間違っていたっていい。自分の気持ちが伝わるよう一生懸命言葉にするそのプロセスが尊く、価値があるのだ。

グループワークを見ていると1週目ではよそよそしかった1時間が2週間、3週間と経つにつれて雑談で盛り上がったり、グループワークとは関係ないことで盛り上がっている様子をよく見る。運営としては課題に向き合ってほしいとは思うのだか、そんな姿が僕個人としては嬉しい。学校や地域、会社とは違う場所で動画という共通の趣味で繋がったOneSe Classというコミュニティの存在意義はそういった雑談や出会いにあると感じている。

自分のことは、案外自分自身が一番わかっていない。だから、言語化することで何に対して興味があるのか、何を美しいと思うのか、何が楽しいと思うのか知ることができる。そしてその気付きは、他者にも何かのきっかけを与えられる可能性も秘めている。だから、言語化することを僕は大切にしていきたい。

動画はあくまで手段である

OneSe Classでは3ヶ月目に卒業制作を提出してもらう。ルールは一つ、自分にできる限りの撮影・編集したものを1本提出することだ。
受講生の作品を見ているとテイストが人それぞれ違いどれも心温まる映像ばかりだ。受講生の皆さんが約3ヶ月間で感じたことや今まで作りたかったものを自分なりに深く深く考え作ったことが心の奥底にまで伝わってくる。

動画はあくまで手段だと考えている。仕事も遊びも人生を有意義にする手段でしかない。伝えたいことや残したいものを一番適切に表現する方法として動画がある。絵や文だってそうだ。これらは全て手段であり大切なのはその想いである。
感じたこと、大切にしたいもの、それを自分なりに適切に表現できるものを手にしてほしい。
友達との思い出や家族との思い出、その場の臨場感や音、それらを動画という形で残すことでそれが人生の財産になって豊かになると信じている。

動画がお金になるという考えが散見されるが、それも手段の一つではないだろうか。僕はコロナがやってきたときに、自分には目に見えるスキルがないと強く感じ動画を学び始めた。でも、元を辿れば高校時代に仲間とDVDを作っていたことが始まりだった。パラパラを踊ったり、今で言うところのVLOGを作り主宰するイベントでDVDに焼いて配っていた。今でもそのDVDを見返すことがあるし、本格的に動画をやり始めようと思ったときに作った30秒の下手くそな動画はいまだに母親から泣けると連絡が来る。
3年半住み、色んな経験や挫折を知った大阪の街を離れるときに作ったものだ。

もし動画をやっていなかったら、ウェデイングを離れて以降、やりたくない仕事を文句を言いながら、だらだらと時間を消費していたかもしれない。今は自分が会社員ではない生き方を強いられたとしても、動画とこれまでの経験でなんとかなると思っている。だからこそ、僕は誰に言われたわけでもなく自分の意思で今の会社にいる。

お金のためではなく、自分の人生を豊かにする手段として動画を使っていきたい。僕にとって動画だけではなくコミュニケーション能力やマネジメント、プロジェクトの立ち上げも全て手段だ。

自分の人生は自分で意思決定する

僕は僕が好きだと思うことをやり続けていきたい。綺麗事だと思われてもいい、綺麗なことばっかりじゃやっていけないこの時代だからこそ、せめて自分には嘘をつかずに好きなことをやって生きていきたい。

僕の思いが伝わっているかどうかはわからないが、受講生からOneSe Classに入ってよかったと連絡をいただくことがある。

「親が倒れて家庭の危機に面したときに動画を使って経済面において僕がなんとかすることができました」
「40歳になって出会う人と、同じ釜の飯食ってお風呂に浸かりながら今日の撮影よかったよなーって話す日が来るとは思わなかったです」
「元々はシネマティックな映像に興味があったけれど、動画を作っていく中で本当に自分が好きな音楽と動画を掛け合わせたMV風VLOGというスタイルを見つけることができました」
「考えてみたら毎週撮影行ってますね」
「OneSeを受講してよかったです。それがもっと伝われば、私も嬉しく思います」
「卒業はしましたが、ここがゴールではなくスタートとして、またレベルアップしていければと思います!!」
数え切れないほどの嬉しいメッセージが僕のところに届く。

OneSe Classの中では、放課後OneSeが立ち上がったり年末にはオンライン忘年会をやるらしい。カメラ機材の話からリグやプレートの話で驚くほどの盛り上がりを見せている。そのどれもが年齢性別関係なく楽しそうに交流していることが僕は本当に嬉しい。
僕がクラブを主催していたときに一番嬉しかったことは、お客様が笑顔で思い思いに踊ったり会話をしていることだった。楽しいと思ってもらえる場を提供できていることが心から嬉しかったし、舞台袖からフロアをのぞいているのが好きだった。
これも根本の部分は変わっていないのかもしれない。

僕はOneSeが好きだ。なぜなら自分の人生で大切にしていきたいことを動画という手段に置き換えてやっているからだ。
僕は自分が死ぬときに自分が大切だと思う人が近くにいてくれたらそれでいい。死ぬときにどうありたいか?自分の人生を自分で意思決定できる手段を増やし続けていきたい。このことをOneSe Classを通して表現していく。それが生き様であり、プロダクトなのだ。
OneSe Classはあなたらしい表現を見つけるをテーマにしているがそれは動画だけではなく、人生にとってのあなたらしさを見つけられる、そんな場所であり続けたい。

goodday!

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