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【読書感想文】この本を読み終えた時、ゴミ箱へ放り投げて私はルノアールにいる

こんにちは、 shotaroです。


今日はこの本を紹介していく。
結論から言う。
サボりの概念が変わる。

本書の著者 高山洋平さんはインパクトの強い容姿をしている。もちろんTwitterも以前からフォローしていた。


先日からTwitterで高山さんは自身の著書を捨てるようツイートしていた。

興味が湧かないわけがない!!

速攻で本の予約をした。


まず、ルノアールのポテンシャルを見誤っていたことを謝りたい。

コーヒーが高いからあまり選んでこなかった。
だが、その高いコーヒーを出すルノアールに価値があったのだ。


今お思えば前職の面接は全て新宿のルノアールだった。
僕はルノアールで人生の決断をしたのだ。

その決断を高山さんや真部さんは見ていたのかもしれない…。



大阪の頃馴染みの居酒屋があった。
常連だったと言っても過言ではないだろう。

旬な魚や週替わりの日本酒が美味しい。
だけど少し値段は張る。

普段鳥貴族にしかいかない僕が、その店には足繁く通っていた。
今思えばそこの対象と女将さんの人柄だけでなく、そこで生まれる会話や繋がりを楽しみにしていた。

本書には、なぜ常連になりえたのか言語化されていた。

東京でも常連になるお店を見つけたいと強く思った。




本書に書かれているのは、全てのビジネズマンが羨ましく思えるサボり技である。

サボりを悪く、羨ましく、妬む人も多いと思う。
ただ改めて問いたい。

"サボる"の定義はなんですか?と。

メールの返信もせず、やるべきこともやらず
定時なんで!休みなんで!
と帰って家で頭を使わずにゲームを楽しんでいるのであれば、それは世の中で言うサボりであるだろう。



では、早く帰ること自体はサボりなのだろうか?
サボりの概念をぶち壊してくれるのが本書である。







本書を読み、僕が仕事において大切にしていた"退勤"への思いについて書いていく。

僕は定時になったら、すぐに帰っていた。

世間の雰囲気として、"残業が美徳"という文化はほぼ無くなったように体感している。

その上前職ではみなし残業であり、残業しようがしまいが給料は固定である。
早く帰るに越したことはないのだ。


しかし、定時に帰る人が本当に少なかった。

前職では就業時間は19時まで。※土日は例外
22時までには、退社という方針があった。

だが、ほとんどのメンバーが21:30か22:00ギリギリまで仕事をしていたのだ。


不思議でしょうがなかった。

そんなに今日業務パンパンだったっけ?と何度声をかけただろうか。


不思議でたまらなかったため、それぞれがどういう時間の使い方をしているのか見にいってみた。

不思議なことに
日中、ルノアールに行くわけでもない。
漫画を読むわけでもない。
昨晩遅くまで飲んでいたわけでもない。

本当に一生懸命仕事をしている。


であれば、なぜ終わらないのか?

それは、業務の効率を意識していないことが多かった。


仕事を点と点でしている人が多かった。

業務を見ていて、帰るのが遅いメンバーはタスクを縦軸に置いてしまっていることに気づいた。

今やっていることが資料作成だとした時に、お客様から「急ぎで!」という内容のメールが来たら資料作成を横に置いてメールの返信をしてしまっている。

タスクを常に上書き保存していくので、やっていた仕事がどんどん後回しになっていく。
朝から確認していた当日中提出の資料作成が、夜の18:45から着手するような状況になってしまっていた。


その資料は「急ぎで!」と言われたお客様の資料。
資料不備があり、再度お客様にメールをすることになってしまっていたのだ。

ふたたび、メールを書く。

"お世話になります。株式会社〜〜の〜〜です。
度重なるご連絡失礼します。〜〜"

急ぎと言われて本当に急ぎなのであれば電話をかけてくるだろう。
"急ぎ"の匙加減は人によって違うのだ。

資料作成に着手できていたのであれば、あと10分もしたら終えられるのなら先に仕上げてから返信をしたほうがいい。
不備にも気づき、お客様への返信に加えてこちらからの用件も添えて一通のメールで済んでいたのだ。


もちろんメールや仕事にはタイミングがあるので、全て自分の都合通りにうまくいくわけではない。
だが、点と点ではなく、線になり立体になるように仕事を組み立てる意識をすることで日々改善されていく。



時間に対するこだわりも僕とは違っていた。

定時までになんとか全ての仕事を終わらせようという気持ちで仕事をするのではなく、22時までに終わらせようという気持ちであることが分かったのだ。

19時に終わらせることを目標としているので、必死になって効率を考えて試行錯誤した。
毎日3時間業務時間に違いが出ればその必死さもまた違ったことだろう。




定時に退勤することについて持論を展開してみたが、僕は定時に退勤することが目的ではない。

仕事を終えてからの時間の確保が目的である。

ゆっくり本を読む時間を確保することができる。
最近話題の居酒屋に友達と行くことで、リフレッシュができる。
サウナに行くことができる。
メンバーと仕事の話やチームの話、営業方法、最近気になる子についてなどたくさん話をする時間が確保できる。


時間の使い方次第で、明日の仕事のパフォーマンスにも影響するだろう。

早く帰れることでお客様にもより良いご提案ができるようになる。
本を読むことで営業について学び、成績が上がる。
お客様とのアイスブレイクで最近話題の居酒屋を自分の視点で紹介ができる。
サウナで思考を整理できる。
メンバーの悩みにいち早く気づき、早急なサポートを考えることができる。


これほど素晴らしい人生が待っているのであれば、早く帰るに越したことはないだろう。

成績を上げて早く帰る。コスパのいい人間になることを常に意識していた。




世の中は目まぐるしく変化している。
109の広告や渋谷駅ハチ公口の広告だって、掲載されているのは長くて2週間くらいではないだろうか?

仕事終わりに走って終電に向かうのではなく、ゆっくり向かうことができる。
そこで学ぶのだ。
今の世の中で広告を掲載できるほどの企業はどこなのか。

どんなゲームをどんな会社が売り出そうとしているのか。


全てのビジネスヒントは街の中にある。


明日、街に出ることが楽しみで仕方がない。

僕もオフィスには卓上調味料(ブラックペッパー)やふりかけを置いていた。
"卓上調味料と"書いて"コミュニケーションツール"と読む。

高山さんのお墨付き手法である。
僕はブラックペッパーから始めた。




本書を読み終えたらすぐに捨てよう。
そして街へ繰り出すのだ。

goodday!

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