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Space Syntaxのお話 #1

こんにちは。勉強日記的なノリで書いています.みじかくかきます.

前の記事でネットワークの数理モデルについて言及した時に, Space Syntaxについても書いておこうと思った次第です.
今は少し下火になっていますが, 研究室配属あたりの時に自分の中でブームでした. まず響きがかっこいい.

Space Syntaxとは

Space SyntaxはUCLのヒリアー(Bill Hillier)らによって提唱・開発された都市・建築空間の解析手法で,空間の形態を数学的に評価するものです.
SS理論は,建築の内部空間や都市の街路,オープンスペースなどから線や面などの空間単位を抽出し,それらの位相幾何学的なつながり方を解析し,定量化する理論・分析体系です.グラフ理論が大きくかかわっています.

この体系は,室内空間から都市空間まで様々な規模の空間を分析できるもので,例えばアクシャル分析(Axial Analysis)では,分析結果が2次元平面に鮮やかに示され,空間の使われ方を予測する手法として,ロンドンをはじめとした都市計画に応用されています.

余談ですがこの間受けていた講義の中で,脳の構造をグラフ理論で解明するという話が出てきました.Space Syntaxもそうですが,グラフ理論という数学の手法が分野を超えて活かされていて,一回ちゃんと勉強するのもよいかなと思っています.

(↑ヨビノリさんのグラフ理論の講義)

また続きは後日.

参考

・Space Syntax Methodology(free PDF)
ちょっと探していたのですが,ページがなくなっていました.結構探せば見つかるかも.

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