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Coffee is bitter, I did know.

寒すぎてモコモコの靴下が欲しすぎるたりんです。

冬ってこんないきなり来るもんでしたっけ。イルミネーションとかクリスマスとかお正月とか炬燵に入りながら食べるアイスとか、好きだけど。冬、好きだけど。こんないきなり来ないでよ。電気代かさむやんけ。

寒くて課題なんかやってらんないよ~って思って、(半ば意地で)未だケトルを購入してない私はやかんでお湯を沸かして、久しぶりにコーヒーを淹れました。熱々だからちょっと待とう。待つついでに課題を消耗しよう。そろそろ大丈夫だろ私は猫舌ではないのだし、と口に運んだ時。久しぶりのコーヒーがあまりにも苦くて思わずすぐに口を離した。

『コーヒーってこんなに苦いものだったけ』

おそるおそるもう一度口に運び喉を湿らせた。あ、大丈夫。いつもの味だ。そうだコーヒーは苦いものだ、分かってたのに知っていたのに、どうして忘れていたんだろう。

数日前、留学エッセイ不合格の通知が私への重要なお知らせに届きました。去年の途中ぐらいから私は3年になったら留学に行くと豪語までとは行かないけど、伝えていたのに。どうすりゃいいんだこりゃ。高校の担任にだって、いいところに行くじゃん~とか言われてたのに、誘われたイベントの時期は留学中かもだからオンラインでの参加になっていたのに、自分が情けない。友達にだって、留学行くんだ~とか言ってたくせに。親には留学費用の計算まで見せていたのに。何一つやりきれない。選ばれる人間になれない。

自分の人生にかかわる大きなポイントの時、私は決まって選ばれない。大学受験の時もそうだった。最後まで第一志望に受かると、必死にしがみついて、推薦で私の第一志望に受かってた子には「たりんちゃんなら絶対大丈夫!」って書かれたキットカットまで受け取っておいて、一緒に東京の大学に通おうねと当時一番仲良かった子とも約束しておいて、結局結果は一番最後の滑り止め。それは、私の運が悪いとかそういう問題じゃないことを段々察しているのだ。

大事なシーンで失敗してしまうとか、そんな経験はあまりなかったと思う。滑って転んだとか、噛んでしまって言葉が飛んだとか、そういうときでも何事もなくその場はやり通せる性格だった(と思いたい)。要は能天気。私がこういう大事な時に選ばれないのは、私が怠惰だから。これに尽きるんだろう。すぐにさぼって「きっと大丈夫だなんとかなる」と根拠のない自信を持ってぶつかりモノの見事に砕け散るのだ。そして、『まあ、大したことないよね。この先何とかなるよ』と物事を先送りする。

自分の失敗を真正面から受け入れるにはどれ程の勇気が必要なんだろう。成功する人はきっと犯してきた失敗を二度と繰り返さないように、よく分析して、よく対策するんだろう。私にそんなことができるんだろうか。飽き性ですぐに目移りして逃げてしまう私に。コーヒーは苦い。現実は苦くない。現実はきっとただ私の行動をそのまま映す鏡だ。私は怠惰で不出来だ。つまり私の現実は...どうして忘れていたんだろう。

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