見出し画像

【日記】よい(と自分で思える)文章が書けるようになりたい

2024年5月26日(日)曇っている。

「自分で納得できる文章が書けるようになりたい」と何度も思ってきた。
映画の感想をフィルマークスに記すとき、漫画の感想をインスタに書くとき…文章を書くたびに何度も思っているけれど、それに向けてトレーニングをしたことがないなと思ったので、とりあえず今日から毎日何かを書くトレーニングをはじめてみようと思う。

「文章を書く力、つまり心の形を描く力は、人生の心強い味方です」

Amazon『めんどくさがりなきみのための文章教室』https://amzn.to/4bB6w9c

作家の朝井リョウが、はやみねかおるの『めんどくさがりなきみのための文章教室』という本に寄せていた言葉。そうそう、文章を書くということは、心の形を描くということ、なんだよなあ!私も、心の形を納得いく形で描いて残しておけるようになりたい。

トレーニングをやってみようと踏み切ることにしたのは、①この「心の形」を残したい、しかも、②自分がこう描きたいと思ったのとなるべく近い形で描いて残したい、③もっと欲張りを言えば、誰かに読んでもらって褒められたいとすら思うようになったからだ。3段階の欲望。

第一段階の欲望「心の形を残したい」と思うようになった一番大きいきっかけは、日本を出たことだ。2022年に日本からチェコに引っ越して、2024年にチェコからオランダに引っ越した。それで気づいたのは、海外を旅行して、文章や絵や漫画を残している人がたくさんいるということ。日本からチェコにやってきた友人がSNSに書いていた旅行の記録には、瑞々しくチェコの素敵なところが描かれていた。同じチェコにいる私は、ここで毎日を送っているけれど、私が感じたことはどこに行ってしまったのだろうと寂しく思ったのだった。
山内マリコの『結婚とわたし』を読んだことも大きい。海外に行くでもない、とっぴな経験をするでもない、家事と夫婦二人での生活という限られたテーマについて、毎日の暮らしについて、こんなにたくさん、面白く書けるんだ!と読みながら静かに衝撃を受けた。

第二段階の欲望「自分がこう描きたいと思ったのとなるべく近い形で描いて残したい」は、大好きな友人たちが作っている漫画雑誌『すいかとかのたね』に短い文章の寄稿をお願いされた時に強く感じた。「人に会うことは楽しいし、友達が大好き」っていうことを"素敵な感じで"書きたかったんだけど、自分で自信を持てる文章が書けなかった。『すいかとかのたね』はすごく好きな雑誌で、依頼をもらってすごくすごく嬉しかったのに、うまくできなくて悲しかった。担当してくれた友人は、いいね!って言ってくれたけど、自分では全然自信ない…また何かこういう機会があったら、絶対に自分で納得いくものを書きたい!と思ったのだった。

第三段階の欲望については、まあ、そういうことです。書いたなら褒められたいじゃん?私は、自分が納得する文章を、とかなんとかと言っておいて、結局は人に褒められたい。そういう人間です。

とりあえず、第一段階の欲望「心の形を残す」を実践するために、考えていることをなるべく頻繁に記すトレーニングを始めてみることにする。第二、第三については、何か文章を書くための本を読んだりしてみようかな。

あんまり長く書くと続かないので、今日はこの辺で。今頭の中にある、これから書こうと思っていることをまとめておきます。

・山内マリコのエッセイ『結婚とわたし』を読んだこと
・日本の友達に会いたいこと
・杉浦俊介さんのツイートと自分の病気のこと

最後まで読んでくださってありがとうございます。 いただいたサポートは、雑誌『tanec』の出版費用に充てます。