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古きを知って、新しきを考える-結婚-

こんにちは!魔タリカ766歳、魂のR指定です!
12月にしてはずいぶんと暖かい日々ですよね。
先日は小学校からの幼馴染と一緒に、地元の酉の市(みたいなの)に行ってきました。年末は、古くて細い絆の親交を温めて近況を報告し合うのに、
ちょうど良い季節じゃないかと思います。

この時期は帰省される方も多いのかと思いますが、実家では、
子供時代の自分に引き戻されるような体験を味わいます。
それが心地よい場合と、居心地悪い場合がありますよね。
新しいシステムの中で変化した自分に、古いシステムが侵入してバグってる感じでしょうかね。内面の成長や変化が著しい人ほど、このバグは辛く感じるのかもしれません。

性のことは特に、古いシステムに暗黙のうちに支配されています。
50歳からの性教育」という本で、弁護士さん曰く、
どうやら離婚を切り出すのは多くの場合、女性側かららしく、
問題は「古い価値観に縛られた意識」の場所で起こっているようです。

一昔前の日本では「家制度」という、家長(お父さんが一番偉い存在で、何をするにも家長の許可が必要)であるお父さんの権力が法律で保証されていました。戦後に廃止されたこの制度ですが、DVやハラスメントをはじめ、
賃金格差や男尊女卑など、今でも日本のシステム全体の根幹を作っています.

ちなみに妻や子供の遊興費や教育費をケチるのを経済DVっていうんですね。
ちょっとニュースから目を離した隙に、様々な新しい言葉が出てきて
追いつくのも大変です。

浮気をする男性たちの言い訳に「妻が自分を構ってくれない」「家事をしてくれない」というのが多いんだそうですが、そのコメントはジョークかネタか、シナリオか?と思っていたのですが、これもどうやら本当のことなんですね。

50代の離婚では、夫の退職金が出て財産分与の目処が立ってから
離婚に持ち込むのだそうです。妻たちは耐え忍んでその日を指折り数えて
待つのでしょうか。
「いつかこれをやってみたい」なんて話の時に、「今日が一番若いんだから、今やらないと!」なんてことを最近友人と言い合ったりするんですが、今日この瞬間を我慢に捧げて歳をとっていくのか、時間はお金では買えないと思って行動に移すのかは、たしかに難しい判断です。

主婦の労働は共働き世代で59分〜1時間45分ほど夫より長く、
専業主婦では週20時間の労働で、年収にすると280万か、それ以上になるそうです。その無償労働賃金、回収しないで離婚するには犠牲が大き過ぎます。奴隷じゃないんだから!

子供のいる世帯だと、女性の労働時間はもっと増えるので、
そりゃもう疲れ切ってセックスレスにもなります。
そこまで面倒見られないし、ってことですね。

「時間≠お金」時間はお金じゃ買えないけれど、
「時間≒お金」時はお金に換算できます。
「時間=お金」時は金なり!

若い世代はそんな両親の生き方を見ているわけだから、だいぶ考え方は
異なるか、最初っから諦めて冷めた目で見ているか、ですよね。

残念なことに、奥様が夫や家族を甲斐甲斐しく世話をすればするほどに、
セックスレスの原因となってしまうというアンビバレントが起こります。
だって家族(息子化した夫)とは普通、SEXはしませんからね。
複雑です....。

………続き 結婚とは何か?


さて、結婚とはなんでしょうか。
いにしえの時代、結婚の制度が発明された時、女神たちは一夫一婦制の結婚には反対でした。一妻多夫や一夫多妻の形式を残している文化圏や、キリスト教以前の女神の時代では、男も女も自由に暮らしていたと言います。

「昔は、女は家の中に閉じ込められていることもなかったし、夫や親戚にも依存していなかった。女たちは好きなように楽しんで、自由に歩き回っていた。……女たちは夫に貞節にしていたわけでもなかった。そうして、それでも……罪を犯しているとはみなされなかった。というのは、それが多くの時代を経て公認されたしきたりであったからだ。……まことに、女に寛大なしきたりは太古から認められていた。しかし、女が生涯1人の夫だけに限られる現在の習慣は、ごく最近に確立されたに過ぎなかった」。

Barbara G. Walker


キリスト教の聖職者は、男性が結婚によって、女神や巫女と結ばれて初めて、霊的な権威を取得できたことを思い出させるような古代の習慣と戦ってきた。
古代の習慣とは、土地の支配者が女神との聖婚によって権力を得ることか、あるいは妻のない聖職者には神との接触が許されないので、
聖職者は必ず結婚するということのどちらかであった。

Barbara G. Walker

シリアの教会は、男性以外いかなる人間もキリスト教徒になれないし、
結婚の経験のある男性は洗礼を受けられないと規定しており、
神は2種類の人間、善良な男と邪悪な女しか造らなかった。
そして結婚は女の極悪非道を不朽にし、女は性の魔力によって
男を支配すると述べた。

Barbara G. Walker


結婚marriageという言葉はラテン語のmaritare(女神アプロディーテー-マリの庇護の下に結合すること)に由来するそうです。
初期のキリスト教の聖職者たちにとって、古代の異教のやり方、女神の承認を得るために行われる結婚の儀式は「猥褻」で、神の純潔を汚すものでしかなかったために、結婚の法律には長い間、居場所がなかったのです。
結婚の概念そのものが、今とはだいぶ違うのだとわかります。

男尊女卑とか女性差別の根源は、どう考えても女性の「性の魔力」に抗えない男性たちの防衛手段ですよね。ならば、女の性の魔力はより一層磨いたほうが、時代は先に進むんじゃないでしょうか。

「女性性の時代」と言われる現代は、男性の中にある柔らかさ、穏やかさ、優しさを育てていくこと、女性は自立し、決断がもたらす自由を生きることが求められる時代です。
古い日本のお父さん(政治家)たちの権威が地に堕ちた今、水瓶座の時代の革命的な変化の予兆が本格的な始まりを迎えています。

そろそろ歴史の中の古いシステムに縛られた下半身をアップデートしてもいい頃合いじゃないでしょうか。男も女も、優しく穏やかに思いやりに満ちつつ「性の魔力」を磨いた方が、いい人生になること間違いなしってことで。

Love ♡

Tarika

昔に書いた結婚の記事もぜひに。

2023/ 12/14発行メルマガより

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