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女のサイクルー閉経後の生き方ー

こんにちは!魔タリカ 753歳 、魂のR指定です。 
今日は久々にエステに行って、お顔のリフティングに励んできました。
長く生きてると、形を保つのが大変だけど、エステはまた「大いなる娯楽」でもあります。今日は前回に引き続いて、女神のサイクル「歳を重ねる」ことについてです。

女神の三相は、娘ー母(妻)ー老婆という女性の人生のサイクルを表しています。老婆になんかなりたくない!というのが一般的な意見だと思います。
その昔、閉経した女性のグループ、「女神45」というグループを作りたい、と言ったら

「私は45だけど、まだ生理あるし、そこには入りたくない!」

ということで、内部でも全然相手にしてもらえませんでした。
智慧ある女性たちが、若い人たちに受け渡していける大事なものがあると
思うんだけどな。

私が言いたかったのは、年齢や肉体的なものではなくて、
精神Spiritのことなんです。
歳をとっても見た目も精神も若々しいのは大変に結構で、
誰もが目指すところではありますが、年を取っているのに(体は成人)
中身が幼いのは手に負えたもんじゃありません。
そういうのをメンヘラとか、こじらせとか言うんじゃないかと
思いますが、あなたはどう思いますか?
(ここはあえて女子とつけないでおきましょう)

世間の常識、お金と若さと男性が神で、老婆とセックスは撃退すべき
悪魔だという二元性の善悪は、あまりにも一面的で幼い考え方です。
お金と若さは過ぎ去るものですが、老とSEXは誰にも等しくやってくる
人生のシチュエーションです。
なのにどう捉えたらいいのかわからなくなっていて、私たちの心に深い
葛藤を引き起こしています。
この人生100年時代に、いったうどうやって歳をとったらいいのだろうか、
と思いませんか?

女神のサイクル(続きはここから)

もう自分自身だってかなりいい年ですが、最近の日本人はすごく若い
ですよね。
私の亡き祖母は明治の女で、気性の強い、シャキッとした女性でした。
私が物心ついた頃には、祖母はすでに70歳を超えており、すっかりおばあちゃんでした。それがですよ、今の70といったらどうでしょう!
みんなとても若いんです。若い人からしたらもうすっかり年寄りなのかもしれないけど、昔に比べれば、見た目も気分も全然若いのだと思います。

日本人が世界に誇れるものは、その若さじゃないかと思います。
最近の日本人は確実に若返っているというデータもありますよね。
手前勝手な感想としては、西洋人に比べても断然若く見えると思うんですが、たぶん、天候と湿度、発酵食品、そして火山の国で温泉好きなことも、
理由の一部なんじゃないでしょうか。
世界でこれほど風呂好きな民族はいないと思う!
湿度が高すぎる季節はツライですが、肌にとっては天国です。

シュタイナーも確か「民族魂の使命」あたりで、西洋は石の文化で硬く、
老成しているが、東の国は若い、と触れていたと思いますが、と同時に「幼い」と言っていたと思います。(間違ってたら指摘してくださいね〜!)
当時は、そんなことない!日本には老成された精神文化がある!
と思ったものですが、セクシャリティに取り組んでいる今では、東の国は幼いというシュタイナーの言葉に、「そうかも....」と思っています。
火山の国の大地は、常に地熱に温められ、天災は(有難くはないけど)然るべき時に今までの生き方を変えるよう、強制力を持って迫ってきます。
だとすると、日本の大地は常に更新されて「柔らかい」と言えるでしょうか。

老化の1番の原因は、体も心も「変化しないこと」「固定化」だと言います。人の言うことに耳を貸さない頑固さ、または鵜呑みにして、自分で考えるのをやめるここと。いわゆる思考停止というやつです。
若さとは変化を求めて冒険すること、挑戦すること、失敗を恐れないこと、
変わり続けること。

女神の三相の「老婆」のアーキタイプを探っていくと、

ローマ時代以前のラティウムでは、ヨニyoniと同語源のウニUni(「一なるもの」)という集合的名称のもとに、カピトリウム神殿に祀られていた三柱女神として崇拝された。この女神の三相は、処女ユーウェンタス、母親ユーノーJuno、賢い老婆ミネルヴァであった。ローマ帝国治下では、ユーウェンタスは追放され、男神であるユピテルJupiterが代わりに入った。現代の学者の中には、この後期の、2柱の女神と1柱の男神からなるカピトリウム神殿の三柱神を「三柱の男神」と呼ぶ者もいる。まるで女性2人と男性1人のグループを「3人の男」と言うがごとくである。(バーバラ・ウォーカー)

※ユーウェンタースは、もともとへーベーだったのだが、男神に取って代わられ、さらにユピテルに代わった。

バーバラ・ウォーカー

このCrone(老婆)という添え名はコロニスCoronis(はしぼそ烏)と関連があった。烏や黒い色の生物は死の女神に捧げられたからである。このように老婆は恐ろしい面を持っていたが、同時に、「処女母(virgin mother)」という面を持つことも多かった。それというのも、三相一体の女神のその3つの相(処女、母親、老婆)というのは、めぐりめぐるものであったからである。こうした女神を本当に愛する者たちは、女神の美しいイメージと同様、その醜い「破壊者」のイメージをも愛さなければならない、と東洋では言われた。

バーバラ・ウォーカー

ということで、老婆とは閉経を迎えて神聖な血液ー神聖な智慧ーを流し出さずに、内に溜めて置けるようになった女性のことで、賢明な人、智慧の女神を表していました。
人は皆、良い側面、美しく明るい側面だけで生きることはできません。
老いや死を含まない人生は、変化を恐れて、恐怖からの防衛で身動きできない、固まって動きの取れない人生になるのでしょう。

古代から、死はいつも女性たちが司るものだったそうです。
死者のために泣き叫び、子供をゆりかごに入れ、死者を棺に納めるのも女性。それぞれの新しい生に送り出すために。
子宮というのは、ゆりかごであり、棺なのかもしれません。
セックスの時の「イク」というのは「逝く」と書くと知ってびっくりしたことがあります。それはきっと、この結合がヨニ(ウニUni「一なるもの」)でなされ、創造と破壊という変容のサイクルを再現するもので、神の創造の
仕事を模したものだったからじゃないでしょうか。
歳を重ねることで、賢明な智慧を持った人になれるよう、変化していきましょう!

Love♡

Tarika

2023 / 2 / 23 発行メルマガより

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