まどかなる月のあかきを見るにつけ
挑まぬ日々の多かる嘆く

心なきことに心はかき曇り
知らずまだ来ぬ憎しみ備ふ

あなたなる楽しき郷に着ける人
心地よかれと友切り捨てむ

いづくにもありてなき身の心地せる
心にあはれたづぬまじくや