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【第29回】「株式投資もう辞める。」の前に知っておいてほしいこと

こんにちは。副業サラリーマン兼投資家のたらしです。

最近のマーケットニュースを読むと、昨年までのずっと右肩あがりの強気相場から、売り中心の弱気相場に変わったニュースばかりが目につきます。

「なんとなく友人に言われて、年明けからつみたてNISAを始めたけど、投資しても増えていかない。むしろ減っている。」なんて考えている人もいるかもしれません。

そんな株式投資を始めたばかりの人向けに、再度確認しておいてほしい内容を今回はお届けします。

いつもお伝えしていますが、『分散・長期・積立』の3原則をこんな下げ相場だからこそ大切です。

暴落時に投資を辞めてしまうひとが多いのですが、それは本来の投資を理解しないからです。

ぜひ、今回の内容を理解して長期保有を維持しましょう。

それでは、お金の授業スタートです!

①1ドルの価値は200年でどう変わったのか?

まずはこちらのグラフをご覧ください。

これは、1801年時点に、1ドルを株式、債券、金、預金にそれぞれ投資していたと想定して、200年後にいくらになっているかというグラフです。

株式はなんと!!75万ドル以上にもなっています。

これが長期保有の凄まじい威力です。

グラフを見てもらうとわかる通り、上げ下げをしながら長期的にみると右肩上がりになっています。

この事実を忘れずに目の前の暴落にビクビクしたり、不安にならないでくださいね。

また合わせて複利の力も理解しておけば、長期投資を続けたい気持ちが高まるはずです。

②個人投資家が勝つ確率を上げる二つの方法

卵を1つのカゴに盛らない。

リスクを分散しておかないと全ての卵が割れてしまいます。

どうしても多くの人が、急いでお金持ちになろうとしてしまいます。

そのためよくわからないのに、これから伸びるだろうという会社に一括投資して、その後大暴落に遭って株式市場から脱落してしまうという人がたくさんいます。

しかし、誰にも相場の上がり下がりを100%理解することはできません。だからこそ分散をして投資する投資信託をお薦めしているわけです。

積立投資で時間分散する

起業が成功するかわからないように、株価が上がるか下がるかも同様に予測はできません。

そのため定期的に定額を購入するドルコスト平均法で購入していけば、安い時はたくさんの株を購入し、高い時は少なく購入できるというメリットがあります。

これが数か月後か数年後に上昇局面に転換した時に恩恵を受けることができるのです。

ほとんどの人が不安で下げ相場で株式市場を退散します

基本はこの分散と積立を愚直に続けていけば、右肩上がりで伸びていくような投資信託を購入しておけば大丈夫です。

『プロスペクト理論』を理解しておく

簡単にいうと「損失回避」のことです。

人は利益を得られる場面ではリスクを回避して、確実に手に入る選択をし、損失が出るような時には、損失を回避するリスクを取ってしまうことです。

例えばAを選べば確実に25万円がもらえます。Bを選べば半分の確率で50万円をもらえますが、外れれば0円です。という質問に対してあなたはAを選ぶのではないでしょうか?

人は確実性の高いほうを好む傾向にある

これは確実性効果とも言いますが、典型的なプロスペクト理論の通りです。

営業の際も得する提案より、相手が損をする提案の方が売れ行きが変わるのもプロスペクト理論の効果です。

「ここで買わなきゃ損です!」「残りわずか!」などの言葉に、あなたも心を揺さぶられた事があるのではないですか?

っとなんで急にそんな理論を話し始めたんだ?と思った方もいるかもしれません。

それは、先ほど書いた通り、長期・分散で投資していくと分かっていても、株価の下落で損してく自分の資産を見ていると損失回避の気持ちが生まれて株式市場から退場してしまう人がいるからです。

あなたがそうならないためにも、しっかりとプロスペクト理論を理解して、強いマインドを持って長期投資にコミットしてください。

③経済的な自立は人生の選択肢を増やす

経済的な自立なしに人格的な独立も自由も達成できない

福澤諭吉

日本人とアメリカ人の投資に対する考え方

日本人は、「投資にはリスクがある」と考えます。そしてアメリカ人は「投資をしないのがリスク」と考えます。

ここには、将来の不確実性に向けての考え方の違いがあります。将来を「不安」と考えるか、「チャンス」と捉えるかと考えるだけで大きな違いが生まれます。

資本主義社会では、仕事も投資も不確実性の将来に労力やお金をかけることができる人に大きなリターンを与える社会です。

アメリカではリスクに挑んで、豊かになろうとすることは一般的な考え方で、日本は失敗してはいけないというマインドで物事に取り組みます。

これは歴史の違いや教育の違いが大きな原因と考えられます。

特に投資に関しては、日本の社会保険制度の充実や終身雇用制などが大きな影響を与えています。

ちゃんと貯蓄していれば、年金と安い医療費で生きていけました。しかし、これから高齢化社会に向かっていく日本では投資をしていないと苦労する時代がやってきます。

お金の不安を無くすためにも自分でお金を稼ぎ、投資で増やす努力がもとめられます。

まとめ

今回は、現在の下げ相場で株式投資に不安を感じている人への応援の意味も込めて内容をお届けしました。

多くのひとが何となく投資をはじめているので、お金が減っていくことを我慢できません。しかし、今回の内容をしっかりと理解していれば高い確率で「長期・分散・積立」を継続できるはずです。

気持ちが不安になった時は、今回の内容を読み返して愚直に積立を継続していってくださいね。

それでは、今後も大人が楽しめる人生を送るために必要な「お金」「健康」「人間関係」「投資」についての情報を発信していきますね。

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