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身体障害者になった元夫について元妻の独り言
同居人の元夫が、またご飯を食べない。
お酒しか飲まない。
ご飯を食べると気持ち悪くなるし、
暑いから冷たいもので、体を冷やしたくてお酒を飲むと言っていた。
それって、アルコール依存症だよなぁ。
お酒を飲むから気持ち悪くなる。
家はいま一日中クーラーをつけっぱなしだ、
酒を飲んでるから、体に熱が籠って暑くなるのだ。
今日も病院行くか、酒をやめるか、どうするのか?と話した。
そんなに責められると、メンタルがやられるからやめてくれと言うので、
私は毎日辛そうにしている、元夫を見るのが「辛いし、悲しい」と話したら、
毎日「死にたい」と思っていると言って泣いた。
仕事もできない、生産性のない自分は虫ケラだ。
お金が足りない。貯金が尽きることが不安だ。
もう何もやりたいことがない。
楽しくしてる人や、走っている人を見るのが辛い。
その辛いことを、一瞬でもお酒が忘れさせてくれるから飲んじゃうんですって。
こんなことになって「ごめん」と言ってまた泣いた。
でも二人で不幸を泣いてる場合じゃないと思うんだよな。
可哀想だとは思うよ。
でも、歩けなくなって、その苦しみから目を背けるため、お酒を飲む日々って、
意外性も何もなく、ドラマにもならないほど、すごくベタなんだよなぁ。
確かに普通の人のようには歩けないよ。でも、歩行器使えば歩けてるし、
退院したばかりの頃は、お酒も抜けて、ご飯もちゃんと食べてたから、
それで電車に乗って、隣の駅まで行ったし。
仕事した方がいいなら、できる仕事を探せばいいし、
頭が働かないのも、お酒を抜けばいいんだし。
私は毎日、何もしない元夫を見て、自立と今目の前にある課題、
例えば、日々の家事、洗濯・ゴミ捨て、掃除、
これだって、やろうと思えば大切な仕事なのだ。
私がやった方が早いと思っているから、やらないのだろうし、
私もついでだからと全てやってしまう。
こういう日々の業務があるということを、自覚するためにも、
一度、別々に暮らした方がいいだろうか?と考えている。
しかし、歩けなくなってから
毎日、家で死にたいと思っている元夫を、
一人にした方が効果的なのか、なかなか判断がつかない。
やはり、住む場所を変えるとか、犬を飼うとか、
何か立ち直るきっかけが必要だよなぁと思うのだ。
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