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殺された親友

 私には殺された親友が一人いる。
彼女は、保育園の影にかかった砂場を占領していた。幼い私でも分かるほど恐ろしい殺気を放っていた。彼女に寄り付く勇気のある人間なんていなかった。
ある時私は彼女のお母さんに出会う。
なるほどこいつは悪魔の中の悪魔だ!
いや魔女の顔をした悪魔。
彼女の境遇を瞬時に悟った。
気の毒になと三歳児の私は思った。
三歳児ってもうなんでも理解できるんやな!?

私は元気があまる子で親は幼稚園前にリフレッシュと保育園に一年入れた。
完璧に積んだ!

家庭環境が複雑すぎる子どもが多い保育園
なんってこった。

時はすぎいじめられ放題の一年
親にいいたい何がリフレッシュや!
あほバカ一年を過ぎて幼稚園に行き

小学校一年生の時その知らせが入った。

そう彼女が死んだ
なぜか?保育園の友だちに代表でお葬式に参列をしてほしいと。
いやいや怖い怖い!

どうか神様私に白羽の矢を放たないで!
怖い怖い彼女はガスの事故で亡くなられたと。
いやいや違う違う!

魔女や!魔女や!
私はずっと彼女の同じ名前を聞く度にビクビクしていた。背中にすっーと氷がつたうように凍りつく。

私の人生にも色々あり

本当にこの世は地獄だと思ったこともあった。
お釈迦様がこの世は地獄だと言われたと知りなんかほっとした。
お釈迦様が地獄と言われるぐらいなら
私が地獄だと思うのは当たり前だなと思った。
お釈迦様は梵天様にどうか地獄だとしても人を救う為にお釈迦様お力を貸して下さいとお願いされしぶしぶ語りはじめたと。

体の弱い家族いて何度か死を覚悟したことがあった。病気も色々ある。霊的なこともあるとも感じていた。ある時読んだ本に供養はお金をかけないでできると書いてあった。そしてそのやり方はこの世を彷徨う浮遊霊にも効くと書いてあった。

新築の家に怪奇現象が起きていた。
2階からあきらかに人が歩く音が聞こえる鈍感な家族も誰か居てるな!?
というくらい怪奇現象が起きていた。

私はその本で知った光の方に行くと成仏できますと水を置いて手を合わせて二階にいる方へと問いかけそれを伝えたするとそれから数年あった怪奇現象がその日からピタッと無くなった。
凄い!凄い!と思っていた。

それから私なりに亡き人を思い手を合わせて
唱えた。

ある時、彼女が降りて来た!
あっ!

そんだ彼女の事は怖くて逃げて来た私だったが
その行いをすることで、少し私にも受け入れられる気持ちが出来ていた。

ポロポロ涙が流れた。
ごめんなさい優あなたがずっと怖くて逃げていた
寂しかったね。誰にも愛されず誰にも寄り添ってもらえず。震えながら死んだだろう優。

今まであなたに向き合えなかった私を許してほしい。

優!光の世界に逝くんやで
天国に逝くんやで!
私の友だち優!

その時彼女が光になって私に入って来た。
私の友だち優ありがとうありがとう。
涙が止まらない。

私は震えた
たった一人の親友が出来た、
そう思った。

私はどういうわけか初めてあった人から
その人の一番抱えている事を打ち明けられる。

皆んな傷つき自分を責めている。

私にはなんの力もない!

誰かを助ける力はない!

ただ寄り添えたらいいなと

この世は地獄なんだから

阿保になって一瞬でも笑いたい

悔しいやん

細やかな

私の自己満かもね

でも私は本当の愛をもらったから
少し強いのかもしれない。

愛だけは真実

死にたい貴方へ生きたくても死んだ人を私は知ってます。
辛いよね!悲しいよね。

でも生きてほしい命ある日まで生きて欲しい。

貴方を愛してくれる人に出愛えるから。

生まれて来てくれてありがとう。

愛を込めて、、、。


うたう

#創作大賞2023

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