見出し画像

展覧会に行こう

2019年、皆さんはどれだけ展覧会に足を運びましたか?

「フェルメール展」や「ムンク展」、「クリムト展」といったビッグネームの展覧会が大量動員を集めた一方、SNSでの人気が話題を呼んだ「塩田千春展」や「表現の不自由」展で揺れた「あいちトリエンナーレ2019」など現代美術を扱った展覧会も大きな注目を集めた一年でした。


展覧会という世界をよりたくさんの人に知ってもらい、遊びにきてもらうことを目標にタラタラと活動を続けてきたタラ夫にとって、こうして展覧会全体が注目を集めることはこの上ない喜びです。

と同時に、ふと、”今年はいったいどれだけの展覧会があったんだろう?”という疑問が…

そこでさっそく「美術手帖オンライン」で調べてみると、2019年、美術館・博物館、ギャラリー、百貨店などで開催された展覧会の数は東京都下だけでもなんと1184

会期は短いもので10日ほどのものから長いもので半年のものもあれば、十数点の作品を展示するものから何百点を見せるものまで、規模の大小はさまざま。
それでも1000を超える展覧会が東京だけでも開催されているということは、単純に考えて毎日3つ見ても足りない数ということに…
ちなみに同じ美術手帖オンラインによると、2018年に開催された東京都下の展覧会数は1086なので、今年は前年に比べて100近く多い展覧会が開催されたことになりますね。

いずれにしても、ぜんぶ見るなんて不可能だ~

人間の創造力はすごい!

さてそんな中、タラ夫は今年どれだけ展覧会に訪れたでしょうか?
Twitterの投稿を遡ってみると、タラ夫がこの一年で紹介した展覧会は48!
ほぼ一週間に一度のペースですね。

1000という数字には遠く及びませんが、今年もいろいろな展覧会を見てきたタラ夫には、つねづね感じているあることがあります。

それは、人間の創造力はすごい、ということ。

訪れた展覧会はジャンルもテーマもさまざまですが、どれも共通して言えることは、0から1を生み出す美しさ、そして1が10になり100になっていく奇跡、だとタラ夫は感じています。

古今東西、人は変わらず何かを描き、彫り、撮り、創り、表現を続けてきました。それが作家の内にある思想や哲学・思いと呼応したとき、その表現は絵画や彫刻という物体を超え、見る人の心を動かすのです。

タラ夫は美術や美学の専門家でなければ学芸員でもありません。
専門的な知識や知見はありませんが、それでも「言葉」を超えて胸に迫り来る作品に出会えることもしばしば。そしてその感動は、きっと、いまそこにある「本物」であるからこそ。だからその分出会ったときの喜びもひとしおです。

1000を超える展覧会は、なにひとつ同じものはありません。
作家や作品だけでなく、会場が変わればまた違った気づきをもたらしてくれるでしょう。
1000通りの展覧会は、形や大きさはちがえど、そのひとつひとつに、作家やキュレーターの思いがぎゅぎゅっと詰まっているのです。
そう思うと、もっと多くの作品に触れ、そしてそれを皆さんにも紹介したいなぁ。

おわりに

今年も一年、タラ夫をかわいがってくれてありがとうございました。
2017年に開催した「バベルの塔展」という展覧会のマスコットキャラクターとして生まれたタラ夫。

最初は「すね毛がキモい」「パ○ワくんやんけ」等々いろんな意見もありましたが、折れない心と地道なアピールで、さいごは美術館でグリーティングをさせてもらえるほどにまでなりました。


そして、展覧会終了後もこうして細々と続けられているのも、皆さんの温かなコメントやいいね・リツイートあってこそ。

来年も多くの人に展覧会の魅力を届けるべく、タラ夫の活動はまだまだ続きます。
新しいこともどんどん始める…かも?どんな活動になるかはお楽しみに。

それではまた来年お会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?