Love Is Magic
Love Is Magicは、
1989年4月25日にリリースされた15枚目のシングルです。
C-C-B最後の「メモリアルシングル」としてリリースされました。
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:田口智治
最後のシングルは両御大の作品。
美しいメロディと最後に相応しいメッセージの歌詞。
両御大からメンバーとファンへの最後のプレゼントになりました。
4日前、4月21日の「ミュージックステーション」で解散を発表して、
25日にこのシングルが発売されました。
オリコンは最高位17位。
前作が7位だったので、セールス自体は落ち着いていたのでしょうが、
やっぱりC-C-Bは売り上げのあるバンドだったのですね。
私は大人になってから初めて聴きました。
当時、耳にした記憶が無いのです。
ファンを退場して時間が経っていたからか、
C-C-Bが解散することに、
それほどセンチメンタではなかったからだと思います。
でも‥
大人になって、2人がこの世にいないと知って聴いたこの曲は、
とにかく泣けました。
「哀しい夜が来たら瞳を閉じてごらん 君の心の中で僕は生きているはず」と歌う英樹さんがこの世にいないのだから。
「英樹、笠くん、私は瞳閉じたくないよ、
二人とも、ここにいてほしかったよ😭」
当時は「解散するけど忘れないでね」という意味合いの
メッセージだったのでしょうが。
まさか、
再結成直前に英樹さんがいなくなるなんて。
40周年の直前に笠くんがいなくなるなんて‥
田口さんのアレンジがとても美しくて、切なさを増幅します。
歌い出しはしっとりと笠くん、サビの熱唱は英樹さん、
コーラスの米川さんの音もしっかりと想いが伝わります。
やっぱり解散コンサートのこの曲は格別で。
35分くらいからです。
歌い終わり、英樹さんの笑顔が切ない。
田口せんせのYoutubeからも。
米田渡でも時々演奏されていたようです。
こんなに大切な曲なのに、けっこう雑に曲振りしてました。
解散して時間が経っているし、
ファンの方達も大人になっているので、
センチメンタルになっている人は少なかったのかもしれないけど、
イントロが流れた時に「うわー」っという歓声も上がったりして。
解散当時のことを思い出して、涙した方もたくさんいたでしょう。
2015年、再結成時の幻のライブにもセットリストにも入ってましたね。
約束
作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:米川英之
C-C-Bの本当に最後の曲。
この曲もLove Is Magic同様に、
ファンに対する感謝を込めたメッセージが詰め込まれています。
こちらは3人でリードボーカルを取るのですが、
割り振りのバランスが良くて、
米川さんのアレンジも軽やかで爽やかな感じ。
解散後の明るい未来をイメージできる曲だと思います。
当時はライブで演奏されることが無かったそうですが、
米田渡では演奏されていたようです。
wikiによると、
2011年7月、ライブツアーを行った際に、同曲を初めて生演奏で披露。
渡辺はMCで
「実はHPで、今回のライブで演奏して欲しい曲リクエストを募るまで
この曲をずっと忘れていた。
でも、今日演奏したことで“約束を守った”でしょ」と述べた。
と、あります。
私の聴いた音源では、笠くんパートは田口さんが歌ってました。
解散ツアーではこの曲を演奏する前に、
他にも演奏しなくちゃいけない曲がたくさんあったものね。
このシングルでC-C-Bとしての新譜を聴くことは終わってしまいました。
2015年の再結成以降、
またC-C-B名義で新曲が聴けたのかなぁと思ったりします。
どんな曲になったのかな?
‥なんて。
このシングルで、私のシングル曲のレビューもおしまいになります。
あとは来月、アルバムのレビューが残っているのみ。
1年間って早いですね。
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