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Boy's Life


1984年8月25日に発売された、2枚目のアルバムです。

ココナッツボーイズ名義で、
「全力和製ビーチボーイズ」路線で頑張っています。

犬と少年、かわいい。

田口くん、米川くんが加入した、実質5C初アルバム。
サウンド的には前回よりもしっかりとして、二人の加入が功を奏してます。
(2人にとっては、デビューアルバムになるのかな?)

私の大好きなハーモニーの美しさも健在で、
セールス的には厳しかったかもしれないけど、
C-C-Bではなく、ココナッツボーイズとして
私はかなり好きなアルバムです。

今年の夏は、このアルバムが大活躍。
通勤途中も、車の中も、いつも聴いてます。

聴きすぎて、
コーラスの部分を一緒に歌えるようになってきました。


どの曲も取り上げたいのですが、あえて3曲。


シェリ-
作詞 笠浩二 作曲 笠浩二 編曲 Coconut Boys

このアルバムで特筆すべきは、
笠くんのボーカル力が前回のアルバムより、ずっと上がっている事。

筒美京平先生がこのアルバムを聴いて、
「Romantic〜」のリードボーカルに笠くんを指名したのは有名な話で。

私だったら、この曲を聴いて、
「よし、リードボーカルはこの子にしよう!」と思うかも。

とても丁寧に歌っていて、
いじらしさ、やさしさ、一途な想いが表現されている秀作。

C-C-B時代に笠くんが作詞したのはこの曲だけのようです。



雨の金曜日
作詞 関口誠人 作曲 関口誠人 編曲 Coconut Boys / 佐藤寛

関口くんの作る曲はいつも映画的。

雨の日のプール、静かで寂しげな情景が目に浮かびます。

サウンド的にも
ベースのフレーズが静けさを表現していて、切なさアップです。

Aメロからの関口くんとサビの英樹さんに
コントラストがあって、
寂しくなりすぎないところが好きです。

このアルバムの関口くんは「夏の憂い」担当ですね。

破れたダイアリー」「そして9月」の世界観も彼でなければ。

このライブバージョン、シンセがお気に入り。



ラ・ラ・ラ・サマー・ビーチ
作詞 渡辺英樹 作曲 渡辺英樹 編曲 Coconut Boys

関口くんとは逆に、「夏のウキウキ」担当の英樹さん。
この曲は特にポップで明るい。

出だしのコーラスにビーチボーイズを感じるし、
ギターのパッセージから夏のワクワク感が伝わります。

サビの途中で入るシンセドラムのポンポンする音が、
「夏って浮かれちゃうよね」的で楽しいのです。

ファンから離れていた時も、
某日焼け止めを目にしたら、この曲とC-C-Bを思い出してました。

楽しい夏休みver. はじまりが少しだけ違う。



おまけ。

好きさ・・・リンダ」は最後の「リンダ、I Love You」で、
きゃーヒデキー!と言いたくなります。

ノー・ノー・ボーイ」「バラ・バラ」など、
カバー曲も元ネタは以前から聴いた事がありましたが、
ココナッツボーイズver.も良いですよね。


夏がたくさん散りばめられている、夏のためのアルバム。
冬に聴いても夏気分になれそうです。

20代のお兄ちゃんたちが、全力で夏を楽しんでいる感じが
とても楽しくて、シンプルに好きなアルバムです。

私の住む地域も、今年はなぜかまだ暑い💦
もう少しの間、聴きたい気分です。

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