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愛の力コブ

1986年12月15日にリリースされた6枚目のアルバムです。

12月15日にリリースされた3枚の中の1枚。

あと1枚、12月15日発売のアルバムがあります💦


5C最後のアルバムで、
関口さんのC-C-B名義での作品は
このアルバムに収録された曲が最後になります。

私の持っているアナログ盤は、収録曲は6曲。
後に発売されたCD版は8曲で、Plus版は11曲。

今はPlus版で聴いていて、違和感なく並んだ曲順なので、
6曲だった事をすっかり忘れてました。


ジャケットはイギリス紳士的な5人。
配色も赤 白 青 黒とユニオンジャックの配色。

シンプルだけど、インパクト大。

思えば、米田渡のDVD「ゴーゴーヒデキ」のデザインもユニオンジャック。

やっぱりイギリスはメンバーの音楽ルーツ?



個人的にこの配色好きです。


いつものように、3曲取り上げてみます。


愛の力コブ 
作詞:関口誠人 作曲:田口智治 編曲:田口智治

田口さんの初採用曲であり、アルバムのタイトル曲。

アルバムオープニング曲選手権でかなり上位に入る、
1曲目にふさわしい曲だと思います。

曲調はポップでオシャレ。

キーボードの音色が特に印象的で、
イントロからなんとも言えない可愛らしさ。

関口さんの詞の世界観はいつも独特。
「愛のちからこぶ」って、
おもしろいこと言うなぁと子供の頃に関心しました。

🎵誰にだって良くあるさ、上手くいかない事が。
だけど僕は負けない、そうさ愛の力コブ。

というフレーズが好きで。
C-C-Bから離れていた時も、何かあったら口ずさんでいました。

英樹さん、関口さん、C-C-Bを引っ張ってきた
二人のボーカルの最後の曲。

でも、動画は4Cバージョン。



ハートブレイク・カラー
作詞:関口誠人 作曲:米川英之 編曲:米川英之

米川さんメインボーカルとしてのデビュー曲。
初めて聴いた時、思ってたよりもハスキーな声だなぁと思いました。

コーラスの時のボーカルとは違う印象。

米川さん自身の歌い方が、時と共に変わっていくので、
この曲自体の雰囲気も少しずつ変わっていきます。

そういえば、関口さんの詞にプールというキーワードがちょいちょい出てくる。
「雨の金曜日」でも歌い出しがプールサイド。
今回はプールパーティーって出てくるけど、
あんまりプールパーティーしている人いないのでは?

シンプルに昔好きだった人に再会した話なのだけど、
プールパーティーという言葉で、ちょっと非日常の世界観になる。

田口さんのYoutubeから、ライブバージョン。
51分頃からです。



HAPPY BIRTHDAY AND I LOVE YOU

作詞 作曲:関口誠人 編曲:大谷和夫・C-C-B

関口さんのC-C-B名義、最後の作品。

歌い出しは関口さん一人で始まり、
ベース、クラップ、
タンバリン、ハーモニカ、
ホーンセクション、ギター、鍵盤
少しずつ楽器が重なっていき、最後は大円団で終わります。

リリース直後は関口さんの脱退発表前だったので、
シンプルに覚えやすくて、歌いやすい、
楽しい曲だなと思って聴いてました。

いま聴くと、お誕生日を祝う曲というよりも、
関口さんの卒業をみんなで楽しく盛りあがって送り出そう!
という感じが伝わってくる。

最後のライブの時も、この曲がとても良い感じ。

とにかくグッとくる。



関口さんの置きみやげ的アルバム。

関口さんがこのアルバムで手がけた作品を、
脱退後、解散後もずっと演奏し続けてきました。

思えば、制作時は脱退が決まっていたのでしょう。

脱退に関しては、それぞれにいろんな思いがあったと思いますが、
最終的にはこのアルバムに素敵な作品を残して、
去っていった関口さんと送り出した4人。

5人のC-C-B、最後の花火。

その後のみんなの進むべき道へ、
明るい光を照らしてくれる、
軽やかでポップなアルバムになりました。

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