踏み絵

スワンと言えば？

「ボート」とか、
「涙」とか、
「白鳥の湖」とか答える中、

「城」と答えてしまった方。

C-C-Bのファンってバレちゃいますね。

C-C-Bファンなら、スワンの城が名曲なことはご存知ですよね。

私も「B面好きな曲ランキング」で１位にしました。

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当時、大きな声で「私はC-C-Bが大好きです」と言いにくかった
と、多くの人が綴ってます。

わたしも同じ境遇でした。

でも、田舎の中学にC-C-Bファンは私ぐらいしかいなかったので、
隠しててもムダでした。

周りにあれこれ言われても、
今なら
「カッコいいじゃない！」と言い返したり、
「いやいや、ちゃんとここを聴いてくださいょ」
なんて、プレゼンしますが、
当時はそこまで開きなおることも出来ず。

悔しい思いをした事が一度や二度ではありません。

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ひとつ、忘れられないエピソードがあります。

「Lucky Chance〜」の頃、
昼休みに友人たちと
「よねちのソロがかっこいいのよ！」
なんておしゃべりしていたら‥

近くにいたF君が急に話に入ってきて、
「は？どこが？」と言われたのです。
（彼はラウドネスのファンだった）

突然、かなり強めに話に割り込んできたF君。
私は何にも言い返すことができず。

でも、F君と一緒にいたN君が
「いや、ギターいいよ。うまいと思う。」
と、フォローしてくれました。
（彼はのちにギターを仕事にするべく上京したのですが、
その後どうしているのかな？）

N君がフォローしてくれたので、その場は収まったけれど
当時は言われっぱなしで悔しかった。

あの時に戻れたら、
「いやいや！
彼は数年後、大物ミュージシャンに認められ、
コンサートツアーに帯同するギタリストになるのですよ」
と、ちゃんと言い返したい！

なんて。

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サービス精神旺盛な彼らは、テレビやラジオの中で

元気で楽しいお兄さんたち

というキャラを、自分たちの役割として全うしました。

それが、実力よりも少し甘くみられてしまっていた原因かもしれません。

本当は全員が名曲を作って、
高度な演奏をしながら、
リードボーカルも、コーラスもしっかり歌った、
立派なミュージシャン達だったのに。

大人になって知れば知るほど、
再評価するに値あるバンドだったと思うのです。

今からでもいい、
もっとC-C-Bのことをちゃんと評価してくれる人が
増えたら良いのになぁ。