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映画紹介「ジャージーボーイズ」
映画紹介、2作品目はこれ。
監督:クリント・イーストウッド「ジャージーボーイズ」
【評価】 内容:★★★★★ 映像:★★★★☆ おすすめ度:★★★★☆
1960年頃に世界的に活躍したバンド「フォー・シーズンズ」の伝記映画。しかもあのクリント・イーストウッド(以下:イーストウッド)が監督するのだからもう見るしかない。この監督の実写化は外れないよね。内容知らなくても見に行きますよ。
伝記映画とは言ってもジャンルはミュージカル映画だと私は思うが、ディズニーやその他のミュージカル映画のように歌いながら話が進んでいく感じではない。なんというか少し違うミュージカル映画という感じ。
【簡単な内容】
内容は伝記映画だから特に説明する必要はないのだけれど、実在したバンド「フォー・シーズンズ」の結成から挫折、その行く末を描いている。
【見どころ】その1
聞きなじみのある音楽や古い曲たち。
なんと言っても合間に入る音楽が良い!(というかミュージカル?)しかも割と「聞いたことあるな~」ってなる曲が多いからすんなり聞き入れます。日本アーティストでもたまにカバーされている名曲「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」とかは流れた瞬間「うわ~!あれだ~!」ってなっちゃいましたね。興奮した。
知らない曲もあったけれど、さすが世界規模でブレイクしただけあって良い曲が多い。個人的に「 Sherry 」と最後に流れた「December,1963」が特に好きでした。あなたが気に入る曲もあると思います。
【見どころ】その2
私たちに語り掛けてくる映画。
役者が画面越しに私たちに「この場面ではこの後こういうことになる」など説明をしてくる場面が時折あります。自分たちでナレーション入れているみたいな感じで。そのせいかミュージカル映画というか舞台を見ている気分になります。当時映画館で見て、これ作りが個人的に新しいなと感じた記憶がありました。
この「良さ」の説明が難しいのですが、1960年代の映画でこういう語り掛けてくる感じが古くて良くて、懐かしいというか斬新というか、そこに古い音楽がマッチしていてとても良いんです!
説明がホントに難しい感覚なのですが、平成生まれの私が1960年を凄く感じました。まるでそこにいるかのような。是非見てこの感覚を味わってほしいです。
【見どころ】その3
ラストの登場人物総出演のミュージカル映像。
これが一番舞台っぽくてミュージカル映画してるなと思えた部分です。映画も終わりかなと思ったときにこのラストはもうスタンディングオベーションしたくなりました。演者に拍手!みたいな。
このラスト映像は映画を見た後だとあなたも良いと思ってくれると思います。ちょい役もいるので「あそこのあいつだ!」と探すのもいいかも。
実写映画なんだけどこういう部分を盛り込んできたりするところ、イーストウッドが音楽好きなんだなって思えました。作りも全部最高!
【余談】
全体的に古臭くて、古い匂いまでしそうな映画ですが、それがまたカッコいいいというか懐かしいというか。平成生まれの私でも感じるのですから、当時のフォー・シーズンズを知っている人が見たらもっと良く思えるんだろうなって。もっと前に生まれてフォー・シーズンズを知りたかったなって思えるような映画でした。
本当にいい映画だったなって、これを書いてて改めて思います。良い映画は見てると鳥肌がたつんですよね私。(どうでもいい)
(2020/10/6)
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