見開きページ/ハンブレッダーズ
現代っ子にしてはロマンチストすぎるくせに
いざ夢中になってしまうと、駆け引きなんてちっともできない。
不器用で、ダイレクトで、全然スマートになんかなれなくて、
でも野暮だなんて絶対に思われたくなくて、引き算しようとするけどセンスがなくて空回りする。
そういう自分を操縦するのがとても難しい。
そんな焦燥感が涙になってあふれ出すとき、
ロックンロールが肩を組んでくれるのだ。
100パーそうは思えてなくても、「乞うご期待!」と、歌に乗せてなら大口を叩ける。
だから私は、ボーカル以外のメンバーもみんなで大口を開けてシングアロングしているロックバンドが好きなのかもしれない。
ピッチ・パーフェクトなんかじゃなくても、一緒に歌って、戦おうとしてくれている気がするでしょう。
ハンブレッダーズの数ある好きなところの一つ。
ああ、ライブに行きたい…
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