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人生三所責め(仮称)を一週間記録する

■source:1/21、高田馬場洋包丁で遅い食事の焼き肉ランチで遭遇
■reason:脳内劇場を楽しめる方法を捕まえたい

先週、夕刻の商談のため都内に入る。食事時間が押すに押していて、知っている店にしよう、と洋包丁にて焼肉ランチをいただいた。もう10年以上ぶりなのではないか。かつて高田馬場を経由して出勤していた時代によく利用していた店舗だった。そう考えると20世紀の話になるのか。調理の時間に図書館で借りていた「血とエロスはいとこ同士」を開く。「ヴィオレット・ノジエール」評のところ。この映画はこの映画で機会あったらぜひ鑑賞したいところだが、料理の出てきたところで次の文章が目にとまる。「わりと事件に忠実に作られていますが、その隙間を埋める繊細な肉が麗しい。十八歳の倦怠的な雰囲気に包まれ欲望に正直な少女がただ映画の中に存在するだけでどうしようもなくスクリーンに溢れてしまう魅力。」実録犯罪モノの映画化作品のその評に出てきた肉の文字と、目の前の肉。あっ、と思ったところで、店内のラジオから流れてくるビートルズの「ブラックバード」@J-Wave。かつての公民権運動に触発されたこの歌は豚ではなく鳥だけれども肉体を想起させるもの。こうした交差する瞬間の体験を俺は毎日したいんだ。この仮称「人生三所責め」を引き寄せるための行動方法があるのではないかという仮説。100分de名著「ディスタンクシオン」にて、「ラジオから突然流れる楽曲に感動するのは偶然ではなく、自らが引き寄せている」という話が出ていたが(なんか呼称があったようい思うが記憶が曖昧。なお、そのこころはといえば、そのラジオ番組を聞くまでの行程〜ラジオを持っている家庭環境、資産、それまでの楽曲を聞く素養などなど〜が自分にあった楽曲を引き寄せることにつながっているのだという展開)、意識的にこうした体験を収集してみることでどういう場をチョイスし、どうした行動をとれば「気持ちよい体験」ができるのかを見つけられるのではないか。自分を実験体として記録してみる。かつて(いまも、ひとまずやったりやらなかったり)Instagram上にて「食事が読書に、読書が食事に影響を及ぼしている」感じがして読んでいる本と食事を一緒に撮影する「孤読のグルメ」活動をおこなっていた。ただ、今ひとつ悦楽には結びつかなかった。記録としてはなかなか興味深かったけれども。そして、五感が何に触れているのか、五角形を描いて記録しようとしたがこちらはなかなか埋まらなかった。2つでは少なく、5つでは多いのかもしれない。今回は3つ。偶然を明確化させたり、同時なのか直前の行為の影響なのかを表現するなど記録方法を考えながら、まず一週間。

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