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「メイドインアビス」10巻を読む

■source:長男のおすすめアニメとして鑑賞
■reason:9巻まで読了

この22年7月にはテレビシリーズ第二期「烈日の黄金郷」編が始まる予定の「メイドインアビス」は長男が家庭に持ち込んだ。コロナ禍に入るか入らないかのあたりだったかと思うが、自分が不在の際に家族三人テレビ放映版を鑑賞して、当時はまだ劇場公開のみされた「深き魂の黎明」のみネット配信がされていなくて、最寄り駅となりのTSUTAYAでDVDレンタルをおこなったのを横目にしていた。乗り遅れていたこともあったので、鑑賞時リビングにいながらも作業をしたり、風呂に入ったりしていたのだが、なんだか面白そうだったので、自分も追いかけるかたちで追いついてDVD貸出期間内に鑑賞した、という経緯。その原作コミック、長男が有していたがなかなか読む機会を用意できなかった。老眼の何がいちばん影響受けるかと行ったら、文字情報よりもコミックだった。前述の通り、第二期放映も近づいたところでの22年のゴールデンウィーク、オリエンテーリング入門以外は家でごろごろしていることも多く、寝床でごろごろの際にようやくコミック版を開く。アニメ版では横目に見ていたアクションやキャラクター・生物造形の良さで鑑賞を決めたのだが、コミック版も〜フルカラー版が用意されるならそちらが多分良いと思うけれど〜非常に良い仕上がりとなっている。そもそもアニメ化されることがコミックにとっての最適解とは言い難い作品も多くあり、「メイドインアビス」はアニメ化されたものを先に受け取った身なので、もう「なかったこと」にできないままコミックを読んでいるが、横画面固定のアニメの不自由さから解き放たれたコミックならではの表現力にも富んでいる作品だ。描画の表現力だけでなく、黎明郷ボンドルドとの物語であるアニメ版「深き魂の黎明」までのテンポの良さ。わずか5巻までで表現しているのに驚かされる。主要サブキャラの白笛の面々やナナチの過去エピソードを「描きすぎることなく」ストーリーをすすめている、というかそもそもレグの存在がでっかい謎部分なのでそこをメインに描くことが推進力となっているのだろう。さて、先週のところでアニメ版「烈日の黄金郷」の領域に突入し、放映の前に原作を読むかどうしようか逡巡するも、結局読みすすめることにした。この作品にすべてを詰め込まんとする作者のテンションや良し。ただ急激にこれまでのテンポの良さは消えてしまった。増えた登場人物と「ほんとに戻れない世界」の描写には確かにページ数を取られてしまうし、キャラクターの会話の中にしかなかった海外遠征勢とアビスのある世界のここ200年余りの歴史をもってくる、もってこないとすすめない状況となったので致し方ない(三賢人あたりをほったらかしですすめるのは登場した白笛の二人のようにはいかない気がする)と思うが、9巻でようやくなれはての村クライマックスと冗長になった感は否めない。それでもここでまとまるか、と10巻を読もうとしたら手元にない。長男、購入していなかったのである。ということで親が注文入れた。気づいたら〜なんかおかしいなあ、とは思っていたのだが〜Amazonスチューデントの3冊購入すると10%ポイントバックというのがなくなっていたので、大学生協にて注文。このため、自宅受け取りでなく、かみさんが店舗にて受け取り予定のため、プライムのようなタイミングでの受け取りはできない。版元からの出荷はされたとの連絡も入ったのでこの週には入荷するでしょう。いっしょに「ゴリラーマン40」1巻も注文しておいた。今週いっしょに受け取ってもらって読む。烈日に備える。

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