犬のカーミングシグナルシグナルってなぁに?
☆犬のことをもっと知るトリビアその19
犬のカーミングシグナル(Calming Signal)は、犬が自分自身、相手を落ち着かせるためにとる非音声的言語(犬語)のことです。
不要な争いを避けるために生まれつき備わった能力でもあります。
犬の何気ない行動やしぐさにある意味、気持ちや感情を理解することで犬をもっと知ることができ、愛犬の不安やストレスを取りのぞいたり飼い主との絆を深めることができます。
犬種に関係なく、犬の行動やしぐさに現在27個〜30個程度のカーミングシグナルがあると言われています。ノルウェーの動物学者トゥーリッド・ルーガス氏が提唱しています。
☆犬同士もカーミングシグナルは行われる
犬から人に対して自分の気持ちを訴えるだけでなく、犬同士も行われます。
犬同士のカーミングシグナルは知らない犬に対して、相手を落ち着かせて不要な争いを避ける役割を果たしています。
☆どんな時にカーミングシグナルを出すの?
ストレスを感じている時
不安を感じている時
相手が興奮している時
緊張を和らげる時
相手に好意を伝える時
何気ない行動や仕草を、飼い主側の憶測で受け取ってしまうと、意味合いが違っていたり、伝えている気持ちを受け止められないことがありそうです。
カーミングシグナルを知ることはとても意味があることだと思います。
今回から具体的なカーミングシグナルを挙げてみたいと思います。
☆あくびをする
人間と同じように眠い時もあくびをしますが、興奮している気持ちを落ち着かせるという目的もあります。
叱られた時にあくびをする時、叱られていることにストレスを感じたり不快感を緩和させるという意味もあります。
もう叱らないで、と飼い主さんに落ち着いて欲しい場合もあります。
嫌な事をやめて欲しい時にもあくびをします。
☆身震いをする
子犬や老犬、被毛の少ない犬種では寒さに弱く、体が濡れた時や寒い時に体をブルブル震えさせることがあります。
このような生理現象の他に、不安から落ち着こうとしている場合、嬉しいことがあった時に気持ちを落ち着かせようとしている場合もあります。
☆尻尾を振る
好意的な意味を持つ場合が多いですが、尻尾の振り方によって逆の意味を表す場合もあります。
尻尾を上向きにして小刻みに振るとき→警戒している時
尻尾を垂らしていたり、お尻の間に挟み込んでいたりする→怯えている時
〜.明日に続きます〜
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