見出し画像

個人で行うAWSインフラ構築日記4日目

前回までにパブリックサブネット、プライベートサブネットに分けてセキュアに構成されたインフラを構築しました。
今回はELBを駆使した可用性を考慮したインフラ構築を行っていきます。

ELBについて

ELB(Elastic Load Balancing)はAWSが提供してくれるロードバランサーのことで、
一つのインスタンスへのトラフィックを複数に分散することで負荷を減らし、耐障害性を高めてくれるリソースです。
AWSでは3種類のロードバランサーが用意されており、以下の通りになります。
・ALB(Application Load Balancer):アプリケーションレベルでの負荷分散(いわゆるレイヤー7での負荷分散)
・NLB(Network Load Balancer):ネットワークレベルでの負荷分散(いわゆるレイヤー4での負荷分散)
・CLB(Classic Load Balancer):上記2つが実装されるまでの標準的なロードバランサー、基本的には使用しないが一部古いシステムではCLBのみ対応の箇所がある。
今回はALBによる負荷分散を用いていきます。

構築結果

今回ですが、色々とありまして構築結果のネットワーク構成図と結果画面をお見せします。

画像4

負荷分散結果画面

画像2

画像3

ELB設定画面

画像4


ポンポンと画面証跡を載せていますが、ネットワーク構成図にある通り、2つのインスタンスに対してELBにで負荷分散をかけて同一のURLからそれぞのインスタンスに繋がるようにしております。
当初の予定では、3日目時点で作成したWordPressを導入したインスタンスに対して以下のように構築する予定でした。

当初のネットワーク構成図

画像5

これは3日目の記事で作成した構成図を基にもう一つアベイラビリティーゾーンを用意してマルチAZにした構成です。
片方のDBに障害が発生して通信ができなくなったとしても、もう片方のDBに接続が切り替わりWordPressに接続できるように冗長性を高めた構成です。

障害発生時のDB切り替え画面

画像6

ですが実際に片方のDBをダウンさせた状態でWordPressのURLへアクセスしてもWordPressが起動しない問題が発生しました。
通信先が見つからない404ではなく、通信先への接続を試みる読み込み画面から動かない状態で残念ながら原因が掴めませんでした。

次回以降について

これまで基本的にWeb上のサイトから独学でAWSの構築を続けてきましたが、体系だって理解しているとは言い難く予定どおりいかないと一から作り直していて時間がかかってしまうことが多々ありました。
そして上記のトラブルも解決できていない状態ですので、一度AWSの構築ガイド本を読んでもう少し体系だって理解できるようにします。
先日こちらの本を購入しましたのでこの本を読んで資格勉強では分からなかった実践的な知識を深められるようにします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?