(怖い?)見た悪夢の内容

はじめに


以下に書いたのは、僕が見た悪夢の文字起こしです。久しぶりに怖い夢を見たので、内容を書き留めてみました。一部脚色してる箇所もありますが、おおよそこんな感じでした。
描写的にグロいと思う部分もあるので、そういうの平気でお暇な方は読んでみてください。

文章で読めば全然怖くないと思いますが、見た本人は飛び起きました。
内容以上に、文章としてのダメ出しが欲しいです。noteの使い方も慣れていないので、改行や見出しなど改善点あればご指摘お願いします。



本編


夢を見た、ある男性の一人称視点の夢だ。
この男性をAとする。

Aには恋人Bがいたようで、過去の記憶がフラッシュバックする。
Aが座っているところに、後ろからBが覗き込み微笑む。他にもBとの思い出がさまざま浮かび上がる。
容姿端麗な2人は、周囲から見てもお似合いのカップルのようだった。
しかし現在Bは行方不明になっているらしく、Aはその行方を必死に追っていた。
AはBの友人たちに聞き込みをしていた。皆Bのことを心配していて、捜査にも協力的だった。


ある晩、Bの友人Cから連絡があった。話したいことがあるから今から会えないか?ということだった。どんな情報でも見落としたくないAはCから指定された場所に向かった。
指定された小屋の入り口に到着したが室内は真っ暗であり、Cの姿も見えない。おかしいと思った矢先、後方から首元を殴りつけられAは気絶した。


どれくらい気を失っていたのだろう、Aは目を覚ました。小屋の中央にある椅子に座らされており、そこで気絶させられたことを思い出す。真っ暗だった室内には、今は蛍光灯がチカチカと点いている。だんだんと視界もクリアになってくると、室内に数人の人影が見えてきた。
その1人が蛍光灯で照らされている場所まで歩み出る。そこにいたのは小屋まで誘い出したC張本人だった。どうやら後方にいるのは、聞き込みをしていたBの他の友人たちだ。

Aはこの状況について説明を求める。聞き込みの際と打って変わって、友人たちの表情は暗い。まるで昼間の彼女らとは別人のようだ。
そしてCが口を開く。整理のできていない頭では具体的な質問の内容は理解できないが、どうやらA自身のことを質問しているようだ。
まだ頭の整理できてないAは、再度状況の説明を求め叫ぶ。Aからの質問には一向に答える気のないC。だんだんと落ち着いてきたAの脳内に、ある一つの可能性が浮かんだ。

恐る恐るAは、Cたちに問うた。まさか君たちがBを…?、と。
その質問をするや否や、それまで淡々としていたCが感情を露わにする。

「お前がBを殺したんだろ!!」

Cの怒声によって室内がしん、と静まり返る。どれほど考えても、Aはその言葉の意味が分からなかった。
自分が殺すわけはないし、そもそもBは行方不明であり、生死は不明のはずだ。なぜ殺されたと断言できるのだろうか。
必死にCの言葉を理解しようとする裏で、なぜか脳の奥がチリチリと痛む。
言葉に困るAに、Cは詰め寄り畳み掛ける。

「そしてAもお前が殺した!2人は今どこだ⁉︎」

この言葉にはAもいよいよ言葉に詰まってしまった。なぜ自分に、自分を殺したなどという質問をしてくるのか。Bがいなくなったことで彼女らも狂ってしまったのだろうか。

依然脳のチリチリとした痛みはあり、心なしか強さを増している。
信じられないという顔をしているAに対して、Cは怒りと悲しみがないまぜになった顔で睨みつける。
Cはおもむろに、懐から何かを取り出した。危害を加えられると思ったAは思わず目を閉じるが、どうやらそうではないらしい。恐る恐る目を開くと、CはAに対して手鏡を突き出していた。

そこに映る顔は


Aではなかった。Aとは似ても似つかない、陰気な男が、そこにはいた。

ここに来て脳内のチリチリとした痛みは突如として強まり、危険信号へと変わった。これ以上何かに気づくのは不味い、と判断したのだろう。

倒錯した男は、(なぜか)手元にあったフォークをCの首に突き刺した。
思いのほか抵抗なく刺さったフォークだが、Cはまるで意に介していない。
変わらず般若のような形相で男を睨んでいる。喉奥から込み上がる赤黒い血に溺れながらも、Aに対して言葉を吐きつける。

「お前、は、A、じゃな、い
お、前は、お前は……


一方的にBのことを好きだった、
全くの別人だ!!!


そこまで言われて、の心の中で何かが完全に壊れた。同時に、それまで確かに存在していたBとの記憶が形を変えていく。
男の記憶の中にBは間違いなくいた。しかし実際のBは、男に笑いかけたことは一度としてなかった。それは全てAに向けられていたものであり、自分ではなかったのだ。
そして男の記憶は2人を見る歪んだ自身の顔、男女の悲鳴、狂気じみた笑い声を最後に、赤黒いぐじゃぐじゃしたもので塗り潰された。

全てを思い出した様子の男に、Cは再度2人の居場所を問いただす。
その瞬間、Cの首に刺さっていたフォークの先端が反対側から飛び出した。男の目は完全に据わっていた。

大きな血管がある首を貫かれ、事切れたかと思われたC。しかし閉じていた目がカッと開くや否や、首から上が異形の怪物へと変貌を遂げ息を吹き返した。
それを合図としたかのように周囲の友人たちも怪物へと変身していく。
口々に男への恨みや罵詈雑言を吐く。

一瞬たじろいだ男だったが、すぐにその表情は狂気を取り戻し、高笑いをしながら同じく怪物へと変身した。
ここに、魔物同士の闘いが始まるのであった。

〜完〜


あとがき

最後の最後、一気に意味が分からない悪夢になりました。見た張本人としては怪物も結構怖い見た目だったので最後までしっかり悪夢でした。しかし文字に起こしてみると、あまりの急展開にデビルマン始まった?って感じだと思います。


ちなみに1番怖かったのは、飛び起きた後、下の階の住人が何か言いながら暴れていたことです。もしかしたら夢を見ながら僕がバタバタ暴れて、起こされてしまったことにキレていたのかもしれません、その場合はごめんなさい。

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