見出し画像

【駄文】カラオケと幸福度と私

カラオケが好きだ。

正確には、カラオケで歌うことが好きだ。

もっと具体的には、カラオケで、気心知れた2~3人くらいの少人数で、場の空気を気にせず、自分が好きな歌を好きなだけ歌い、自分の体が楽器になったような気がするあの瞬間が好きだ。

少なくとも月2回、多い時には週2回、最低滞在時間3時間、平均滞在時間5時間程度、カラオケに人生を費やしている。

別にカラオケ狂いというほどではないし、人生の優先度としてカラオケがめちゃくちゃ高いかと言われるとそうでもない。

とはいえエンゲル係数ならぬカラオケ係数は1回平均4000円×行った回数なので大体1万弱~3.5万程度は毎月費やしてきたことになる。

月額課金料としてはそこそこである。

とは言いつつもその金額にさほど不満も抱かず過ごしていた今年の春、ある日カラ鉄がカラ鉄ホーダイなるものを始めた。(http://www.dreamnews.jp/press/0000173617/)

月額1500円でカラオケし放題、歌いたい放題、但しドリンク代別途、というやつである。

今までは最低月2回、計8000円近くかかっていたカラオケ代が2回行っても固定費1500円+ドリンク代2回分800円=2300円で済む。

行く回数が増えるほどお得感は増す。

素晴らしい。

飛びついた。

課金してから3か月ほど経つがカラオケに行く回数は特に変わっていない。

でも手放しで喜べない自分に気づいてしまった。

音響。

音響が悪い。

カラ鉄独自の音源然り、そういったニーズに応えるために入っているであろう中途半端な旧機種のLIVE DAM然り、マイクのハウリングと音割れ、スピーカーの音割れ、足りない映像、足りない音符。

カラ鉄ホーダイは安価に、『気心知れた知人と』『好きな曲を好きなだけ歌う』ことを許してくれる。

でも、『自分の体が楽器になる瞬間』を満たしてくれない。

かなしい。

カラ鉄ホーダイができる前まで常連だったカラオケベスト10に帰りたくなる。

充実したカラオケ映像。

有能感を満たしてくれる音響。

でもカラ鉄ホーダイのほうが安いので練習には最適。

でもでも月1回くらいはLIVEDAM STADIUMで歌いたい。

でもでもでもせっかく課金してるのに他に行くのって、微妙にもったいなくないかの狭間。瀬戸際。崖っぷち。

隣のラーメン店で食べるラーメンが美味しいとわかっているのに、懸賞で当たった自宅のカップラーメン1年分を食べ続けている気分だ。

特にヤマもオチもない。

カラ鉄ホーダイに入ってなんとなく後悔しつつも惰性でやめられない同志がいれば繋がってみたい。

※なお、先月から月1回程度カラ鉄ではなくSTADIUMのあるカラオケ屋で歌っている。その時の幸福感は半端ない。


以上。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?