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日向坂46の2020to2021感想まとめ

日向坂の2020年まとめをTwitterで書いたら思ったより長くなった

ブログで書けば良かったと後悔した

今からでもブログにすればいいじゃんと思った

そういうことです、はい。
140字に収めなくて良くなった分加筆しています。

2020年1番良かったブログ

『アザトカワイイ』のセンター、みーぱんこと佐々木美玲さんが井口さん卒業の際にpostしたブログです。卒業を判断した彼女に対する想いと、努力だけでは語れない夢への道の険しさ、事件に触れつつも毅然と示される己の態度、それら全てに対する高度な理解が平易な言葉で語られている点が素晴らしく、こういったあたりが若さん言うところの「芯の強さ」の所以かなと思います。ポジションとしてはおバカということになっていて、確かにお勉強は苦手なのかもしれませんが、勘所や知性に関してはグループでも随一なものを感じます。もしかしたら「アイドルしかできない」というくらい天性の存在なのかもしれません。

彼女を語るエピソードとして、後輩への面倒見の良さをはじめとし、動物愛護にまつわる目標を語ったり、「ラブ〜♪」や「ギューってしたくなる」が口癖だったりと、博愛性を感じさせる話が多々挙げられます。そういったあたりが前面に出るようになってきたところで『ひなあい』の中での存在感も増して、外仕事も増加。夏に行われたオンラインライブ、「HINATAZAKA46 Live Online,YES!with YOU!」の曲の中での彼女は「センターいつでもできるよ」とでも言っているかのようなオーラを個人的に感じていたのですが、その後発表された1stAlbumで本当にセンターに就任。来年もグループを牽引する存在としてますますの期待が膨らみます。

2020年1番良かったグラビア

2019年には店頭に並んでいたっぽいけど20年1月号だから許してください。ひなののグラビアは、それぞれのページでさも別人が写っているかのように表情が豊か。大人っぽい物憂げな雰囲気から、正統派美少女の顔を見せつつ、次の瞬間には実年齢相応のあどけない佇まい。骨格や立ち姿が美しいところが素材としてのニュートラルさの魅力の秘密なのではないかと思います。私のような素人ですらいろんなシチュエーションにいる彼女を想像してしまう素材力で、例えば千本鳥居で着物を着ても似合いそうだし、『裸足でSummer』のようなどこかオリエンタルな空間にも映えそうです。最新曲で2列目を務めていますが、異論を唱える者などいない活動の充実ぶり。様々な場面で魅せる表情も明らかに豊かになり、完全に未来を味方にしている16歳。今でも最年少でありつつも、新三期生を引っ張る役目も期待されていることでしょう。我々としては、また新しいひなのが見られることがただひたすらに楽しみです。

2020年1番良かった『ひなあい』企画

最大風速自体は年末のアンガールズ田中ドッキリだったとは思います。それでも「1番良かった」で考えたら頭に浮かんだのは『第二回ぶりっ子選手権』でした。こちらの回は「あたちは〜♪」とかいう球種で言えばデッドボールを投げ込んでくるみーぱんの新しい側面や、メンバーのべみほ原案からグループのバズワードにまで発展した点、かとしのラジオで培われた鍛錬の成果など見どころ多数な点が素晴らしいなと感じています。且つ、メンバーの卒業によって空席となっていたチャンピオンの座をポジティブに上書きできたことも大きかった。メンバーの前向きな姿勢や、謎に高まった場のエネルギーが相まって、後半はどこか本当の競技性らしきものを感じてしまいました。番組を見終わった後に脳が冴えてしまって逆に眠れなくなるという現象が初めて起きたのもこの回。加えてもともとすごかったかとしのギアがさらに一段階上がり、ここからずーっと無双がつづいていくきっかけになった回でもあったように思います。かとしの話は次にも続いています。

2020年最も心に残ったメンバー

「心に残ったメンバー」で考えたらこんなの全員なんですよ。それは前提なんですが、「最も」ということで苦しみながらも1人をピックアップさせてくださいすいません。相当タフなはずのスケジュールの中で、どんな時でも「ショーであること」に意識が行き届いた立ち回りをこなす彼女の、そのプロ意識。レギュラーを務めるラジオ番組では「努力家いじり」がブームですが、その時間を居心地が悪そうに過ごす彼女もチャーミング。彼女を見ている多くの人が一度は抱く疑問として、「計算できる立ち回り」と「感情的なリアクション」がなぜ両立しているのか?というものが挙げられると思います。まだ仮説の域を出ないのですが、個人的には彼女自身の「努力を努力とも思わずに努力し続ける精神性」にその秘密があるのではないかと思います。自分がやっている努力を当たり前のことだと認識しているので、(こんなにやっているのに)といった感情が出ない。準備をしっかりやるのも当たり前だと思っているから(リアクションはちょっとお休みしよう)という感覚にもならない。これは意識付でどうにかなるレベルではなく、普通は無意識レベルでどこか表に出てしまうものだと思います。オリジナルメンバーとして多方面で活躍しているにもかかわらず、いまだにそういった感情を表に見せない彼女と、その秘密に自分の中で仮説が立ったとき、もはや彼女に対して人として尊敬の念を抱かざるを得ないと、そう思わされた年でした。

2021年の注目メンバー

ひとりづつ頭に浮かべていったら、なんとそのまんま埼玉3人組でした。

渡邉 美穂(べみほ)
アザトカワイイ選手権と田中ドッキリの原案に「○や」に「当たり前じゃない」とワードセンスも抜群。外番組でも存在感を示し、ダメ押しとしての単独ドラマ出演と、もう「リーチかかってる」としか言いようがない存在。2列目のポジションが続いたことに葛藤はきっとあっただろうに、それでもパフォーマンスを崩さずに、自分で自分をパワーアップさせられる点はグループ全体の規範になる存在。先日のSHOWROOM配信では、グループ全体に意識が向いた発言も多く見られ、精神的にさらに一皮剥けた様子が伺えましたが、それよりもすごいのは「成熟しながらも高校球児のように泣けることの両立」(これいじってなくてマジで尊敬すべき精神性と思います)だと思います。早くから完成度が高かった分、抜擢という意味でのインパクトが弱い点を運営はどう判断するかだけ気がかりといえば気がかりですが、それはもうべみほが間違いない存在であるからこそ「どのタイミングで打ち出すのがベストなのか?」という一段高度な問題だと思います。稀有な資質の持ち主として2021年のさらなる成長に期待してしまいます。

丹生 明里(にぶちゃん)
次にぶちゃん。まず「にぶちゃん」っていうあだ名がもう奇跡でした。共演した第一線の芸人たちも全員違和感なくにぶちゃんと呼んでいる事実は大きい。もし仮に「にぶちゃんを二文字で表せ」と言われたら最高の組み合わせは本当に「に」と「ぶ」だとおもいます。笑顔を思い起こさせるニコニコの「に」と無垢な赤ちゃんを思い起こさせる「ぶ」。濁音がインパクトになっているところもポイントが高い。はい、流石に感覚的すぎる話をしてしまったので、この辺りでちゃんと書いていきますが、外番組での共演者が愛を隠さなかったところも彼女の凄みで、納言幸の「バカみてぇに笑うんだよ」という発言も印象的。今年の彼女はさながら株式会社日向坂の押しも押されぬトップセールスのような働きを果たしていました。外で自己紹介するときは「日向坂」の「にぶちゃん」ですからね。単語の組み合わせとしてあったけぇが過ぎるよ。もしかしたら2021年の日向坂が持つ雰囲気を最もシンプルに力強く表現できる存在は彼女なのではないかと思います。あと数枚のうちにセンターを務めることになってもまったく驚かないし、きっとそうなった暁には芸能界の至る所から祝福の感情が湧き上がることでしょう。

また、彼女にとって大きな経験になったのではないかと思わせる「余計な事までやりましょう」。抜群のテンポと絶え間ない陽性の波動には、スポンサーのベルクさん社内にも多くのファンを産んだのではないか。そう思わせるほど商品開発まで含めて楽しんでいる様子が見てとれましたね。(ハードルが上がりすぎて怯える金村にも本人には悪いですがなんともいえない趣があります)ラジオが初回から垂直に立ち上がり軌道に乗ったあたりの時期から番組内で、「とりあえず謙虚に返しておく」と言うような「及第点だがインパクトには欠ける反応」が消え、次のステージに向けたチャレンジを繰り返しているように見えます。元々の人柄をさらに活かすような技術が加われば鬼に金棒。ラジオの順番が終わってもさらなる躍進を期待せずにはいられない存在ですね。

金村 美玖(おすし/かねむら)
おすしを語るのは難しい!私自身の掘り下げが足りないせいなのですが、私は彼女を語るにふさわしい言葉を持っていないような気がします。ただ、逆に言えばそれでも3人目に入ってくるところがすごい存在なのだと思っていて、決して埼玉三人組で揃えたかったからではなく、彼女に期待を抱いていることはなんというかファンの総意というか。とにかく「彼女の成功を願わない人はいない」のです。それがなぜかと言われれば、きっと葛藤や雑音にさらされながらも邪気を抱かずひた向きに努力していることが伝わってくるからだと思います。これまた感覚的な話で恐縮ですが「青春の馬 擬人化したら 金村美玖」と言う感覚があります(大いに字余り)。きっとそれは彼女のひたむきな努力と泥に塗れても一切汚れを感じさせない彼女自身の高貴さから来るものではないかと思います。本当に2021年の彼女が楽しみ!2022年でもええよ!

以上です!ありがとうございました!

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