抱っこちゃんだった娘を半年くらいかけて自分で歩いてもらうようにしてもらった私のやり方
娘が2歳半くらいから、私と2人で行動する時はほとんど自分で歩いてもらうのが当たり前となりました。「これからは、自分で歩いてもらおう」と思ってから、半年くらいかかりましたが、私なりのやり方を紹介してみたいと思います。
2歳くらいまでは、「娘が抱っこをしてほしいと言ってきたら、いくらでも抱っこしてあげよう」というスタンスで、過ごしていました。
だけど、だんだん娘の体重も増えてきたこともあり、体への負担が大きく、抱っこをしていると、私の仙骨周りや足の付け根の関節辺りが痛むようになってきてしまったのです。腰もしんどかったです。
ですので、これ以上娘の希望通りに抱っこし続けるのは私の身体的に無理だな、と限界を感じていました。また、私のハイキング熱が高まっていて、娘と一緒にちょっとした山道を歩くのを楽しめたらいいな、だとしたら、ずっと抱っこは厳しいな、と思っていたのも重なり、抱っこをしないことにしようと決めたのでした。
今まで抱っこしていたのに、突然抱っこしなくなったら、娘としては、「きのうは抱っこしてくれていたのに、どうして今日は抱っこしてくれないの?」と混乱するだろうなと想像できました。なので、抱っこ出来ない理由を娘なりに理解できるように伝えようと思いました。また、抱っこ=愛情表現という意味合いもあったので、抱っこしなくても、愛情が伝わるやり方を探ったのでした。
ハイキングの練習を兼ねて、近所の緑地に一緒に行きましたが、娘が抱っこ抱っこと言って、歩きたがらないので、そのまま引き返すこともありました。
その時、ただ、抱っこはしないよーと拒否するだけでなく、愛情はちゃんとあるんだよ、抱っこしたい気持ちもちゃんとあるんだよということを伝えるために、少しだけ抱っこして、10歩ほど歩いたら「あぁ、、腰が痛くなってきた、、、ちょっと歩いてもらってもいい?」と大袈裟に腰の痛みをアピールしたり、「ホントは抱っこしたいんだけど、腰が痛くて出来ないから、ぎゅーしよう!」「お母さんは、腰が痛くなってしまって娘ちゃんのことを抱っこできないけど、娘ちゃんのこと、大好きなんだよ。ホントは抱っこしたいんだよ。だからかわりにぎゅーしよう。」といって、抱っこのかわりとなる愛情表現→「その場でぎゅー」をしたりしました。
「座って抱っこならいいよ」と言って近くのベンチで娘の気が済むまで座ったまま抱っこするなどもしました。
そんなふうにして、抱っこをした状態で移動しないことを徹底しました。
家を出て、抱っこして欲しい時と言われた時も、「腰が痛くて抱っこ出来ないから、歩いて行こう。」と言い、それでも抱っこして欲しくて前に進まなかったらそのまま自宅に引き返すなどを繰り返して、もうお母さんは抱っこできないということを伝えました。
そして、半年くらいかかり、ほぼ娘は私と歩くときには自分で歩いてくれるようになりました。
ちなみに、主人はそういうことをしていないので、娘は主人に対しては未だに抱っこちゃんです。私は抱っこは基本的にしない方針でいるので、抱っこをしてくれる主人がいてくれていいなと思います。
どちらがいいとか悪いとかではなく、私は毎日抱っこだと身体が持たないと思ったし、どちらつかずだと娘も混乱し、その度に泣いていたらお互い疲れてしまうし、今は少し大変でもどちらかに方針を決めた方がお互いにとっていいと思ったのでした。
ポイントは、
・抱っこを出来ない理由を、ちゃんと伝えること
・抱っこできなくてもちゃんと大好きということを態度と言葉で伝えること
・抱っこをして移動しないと決めたらそれを徹底する
・自分でいつもより歩けたら、感謝の気持ちや喜びを伝える
なのかなと思いました。
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