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大きすぎず、小さすぎず|Tapestory 交換日記 002

ゆうこさん

ミルキーペン!ラメペン!匂い付きの消しゴムとか・・・って、今もあるのかなあ。

そして交換日記のお相手に選んでくれて、ありがとう。交換日記って、いま思えばすごいこと。心の内を共有しあうことで、繋がりを深めていくっていう、かなり高度なコミュニケーション。そんな素敵な提案に誘ってくれて、とっても嬉しいです。

でね、ゆうこさんの発信し続けることの苦しさを読んでたら思い出したの。前に私が連載コラム書けない・・・って行き詰ってた時、ゆうこさんに言われたこと。あの時「けいさんを近くで感じられるような文章を書いたらいいと思う」ってさらっと言ってくれた。

そこには背伸びして何者かになろうと努力したり、それなりなこと言わなくちゃ、期待に応えなくちゃって焦るのではなくて、いまの自分が本当の自分だよっていうメッセージがあるような気がして。

そうか、それでいいんだよね、って思えた。
そう感じた途端に書ける、って思えた。

だから全世界に発信するのも、きっとそういうことなのかなあって。

大きく見せすぎることなく、小さく見せすぎることなく。

そのままの大きさで発信すれば苦しくなくなるのかなあと。もちろん、それはそれでとても勇気のいることだけれど。でもさ、外に見せてる自分と、本当の自分にギャップがあると、続けること自体がいずれ辛くなってくると思うのね。

上手に演じながら続けられる人はいるのかもしれないけど、少なくとも私たちはそういう生き方をしたいって思ってるわけでもない気もする。

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ここ数年の私の中での自己イメージはね、職人さんなの。その持ち味とユニークさが分かってくれる特定の人たちにはすごく感謝されたり、受け入れてもらえるっていう。万人受けしなくてもいい。それで私は十分幸せだなあって。

でも、そういう方向性でごはんが食べていけるか、っていうことが目下の悩み。自分の人生を使った社会実験だね。さて、こうやって生きていけるか、みたいな。だからこそあなたのような実験仲間がいて、私はとーっても幸せです。

あらら、またぐるーんと一周しちゃった感じかしら。

あのね。長すぎる自宅待機で、家の中が観葉植物で森林化してるんだけど、小さな芽が毎日見れるの。そこで、あ。ホールドじゃないのかも、ってさっき思った。

冬は成長もほぼ止まってた(ように見えた)植物も含めて、ずーっと見えないところで成長してたんだなあって。私たちもそうなのかもよ。表にはあんまり出てこないけど、見えないところでは何かがうごめいている。だってほら、目立つ動きじゃなかったかもだけど、お互い結構オンラインでいろいろ受講してみたり、イベント開催したりとかしてたじゃない?工夫するっていう筋力も、お互いすごく鍛えられたと思う。自分に関しても、子育てに関しても、働き方に関しても。

何より、この交換日記こそが工夫の賜物。これが一つの芽だよね。
ゆうこさんにとってはさ、この1年から得た賜物ってなんだと思う?

この間ね、初めてイースターエッグ作ったの。自分の手を動かすことで、いろんな色が生まれていくって嬉しいなあって思った。

お返事待ってます。またね。

けい

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