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故郷で断捨離したもの、しなかったもの|Tapestory 交換日記 009

けいさん

さぁ遂に本番、長い長い夏休み!私は悩んだ挙げ句に、結局日本の実家に子どもを連れて帰省したのだけど、これがまた大変で。

自宅隔離期間の間は外出ができないから、代わりに実家の断捨離をしてね。いやぁものすごかった。ゴミが出るわ出るわ、私の学習机だったり、昔の手紙だったり、プリントだったり。これからのすがすがしい生活のために、思い切ってどーんと処分。すっきりしました。

それにしてもけいさんの「ソロ活動」、最高ね。ソロ活動っていうネーミングがどうにも良いね。いろんな方向でコラボレーションを展開することを本業とするけいさんだからこその、大切なエネルギー源だね。

私も今回隔離期間が終わった後、断捨離頑張った自分へのご褒美に「ソロ活動」してきたよ。行き先は人気のない休日のカプセルホテル。好きな時間にお風呂に入れて、テレビも好きなのが見られて、大好きな辛くて熱い物も食べられて、クーラーも自分で勝手に好きなだけ点けられて、幸せだった!

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で、えーっと今回の問いは、受け入れるまでに時間がかかった自分の特質、だったっけ。ちょっと違うかもしれないけれど、あえて言えば「どう頑張っても自分は庶民」なところかなぁ。

頑張って勉強して、留学して、就職して、結婚して、移住して、って自分の世界が実家の団地の8畳間から広がれば広がるほど、この「庶民感」は自分の意図に反して研ぎ澄まされていくような気がするのよ。

足を延ばしてもフットレストに届かないビジネスクラスの座席に座ったり、仕事の面談が豪華絢爛な都心ホテルの高層ロビーだったりする時、「何やってんだ、自分」とせせら笑ってる自分が絶対にいて。どんなに素敵なスーツを着て、高いヒールを履いて、おしゃれなメイクをしていたとしても、どこかですぐにボロが出る。相手がどう捉えたかは別にしても、自分ではとにかくそう思って、私の場合それはすぐ顔や言葉にでてしまう。

でもこれは単に慣れの問題で、時間がたてば私もそのうちにキラキラの「グローバルに活躍するステキ女性」に生まれ変われるんだろうと思ってた。それが私の巨大な勘違いだったのね。

ボロをださないまま、着飾ったままで戦うにはどうしたらいいんだろう、というマインドセットから、ボロボロ出るのも自分の力、うまく使おう、と考えるようになったのは、それこそ最近の話。

今振り返れば、途上国の仕事をしていた時も、政治的なヒエラルキーの強い国際機関で働くよりも、地元出身の創業者と並んで汗かくスタートアップで働く方が楽しかった。要は、自然な自分そのままで活躍できる環境を選べばいいわけなのよね。それこそが、本当にステキなことなんだよねきっと。

古い家具やプリントはいくらだって断捨離できるけど、そこで生まれ育った自分は簡単にはポイっとできないからね。自分に良く合うお部屋を探して、時間かけてじっくり自分のお城を作っていこうと思います。

けいさんも断捨離とかするかしら?何か捨てたくても捨てられないもの、けいさんにもあったりするかな。ふふ。

ゆうこ

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自分への言い訳探しを辞めるまで|Tapestory 交換日記 008

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