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ひとりの若者の生き様と書く力 #271

いま、2020年第18回・開高健ノンフィクション賞 受賞作『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(河野啓著・集英社)を読んでいます。

何故、いまこの本に出合い、引き寄せられたのかよくわかりませんが、
私の中で、久しぶりに先を読みたくなる本となっています。
(最近、あまり本が読めませんでした…)

2018年5月、35歳の若さでこの世を去った栗城史多さん。登山家なのか下山家なのか…ネットの世界を賑わせTVでも取り上げられていたようですが、私はこの本に出合うまで、知りませんでした(…ゴメンナサイ)。

本の帯に、脳科学者・茂木健一郎氏の言葉がありました。

「デス・ゾーン」の所在を探り当てた著者、その仄暗い場所への旅は、読者をぐいぐいと引きつける。

『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(河野著・集英社)本の帯より


「デス・ゾーン」とはどんなものなのでしょう?
どんな所にあるのでしょう?

たしかに、ぐいぐいと引きつけられて読んでいます。

読んでいると、この栗城史多さんにも愛着障害があったのかな~と思えてきます。だから私はいまこの本に出合ったのだろうか…色々と考えさせられています。

そう「考えさせられて」いるというのは、栗城史多さんの生き様と著者・河野啓氏の書く力がパワーとなっているからこそ、なのだろうな~と思えています。


お立ち寄り、お読みいただきましてありがとうございましたm(__)m

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