身体が教えてくれること

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みずうみの会話｜やまざきともみ｜note

あやちゃん

おはようあやちゃん、おはよう世界！
今日は暗いうちから猫が運動会を繰り広げるもんだから、わたしにしてはとんでもない早起き（5時…！）です。ずーっとやってみたかった「朝から畑」を満喫して、シャワーを浴びて、少し眠たさが戻ったいま、この日記を書いています。

さてさて、あやちゃん、調子はどうですか？腰の具合はだいぶラクになってきたかしら。
わたしはこの８月、結構寝込んでいた気がするよ。しっかりと夏バテもしていたんだけど、むちうちとの付き合いがなんともむずかしくて、久しぶりにしょんぼりしたよ（笑）。先週畑の草取りを一時間ほどしたら、身体の痛みで三日間ほど寝込んでしまって、数年前までの自分を思い出してね、わたしはまたこの痛みと付き合い続けるのか！って絶望したくらい。でも、この間、お世話になってる身体の先生に診てもらって、いまは「それはわたしの思い込みですよー」って身体に声をかけているよ。

いまはもうほぼ完治したと思うんだけど、数年前までは身体の痛みで寝込むことはわたしの日常で、もう二度とあんな苦しみを味わいたいとは思わないけれど、あれがあったから、いま、わたしはわたしを守れているって思うんだ（ほんとう、いまそう思ったよ！）。ちょっと無理をすれば身体がすぐに反応してくれる。「頑張りすぎだよ！」って。それは、他のひとたちから見れば、「そのくらいで？」だと思うんだけれど、これがわたしなんだと、いまもまだわたし自身を許している過程なんだよね。
周りのひとたちに何度も「体力がないからだ」と言われて傷ついてきたけれど（もちろん体力はないんだけれど）、あの身体が全てを使って訴えてくるような壮絶な痛みは、わたしがわたしでなくなっていることへの警告だったんだと思う。とんでもなく苦しかったけれど、あれがあったからいま生きれてるし、「あ、無理しちゃったなー。もっと手前でやめたほうがいいなー」って、その時その時の自分自身を観察して、もっとわたしがわたしでいられるよう微調整を繰り返している気がする。あやちゃんが言ってた「失敗しなきゃ理解できなかったこと」のひとつだったと思うな。

しごとを辞めて、養生園へ行くことを決めた時、親から「なんで相談してくれなかったんだ」ってすごく悲しそうに言われてね。あー悲しませちゃったなー、また期待を裏切っているなーとは思ったんだけれど、その時「わたしは自分で納得して、自分が選んだ道を進みたい」って自分の口から出てきて、そのことの感動のほうが大きかったなー。あやちゃんがよく伝えてくれていた「自分の人生の舵は自分で握る」（服部みれいさんもいつも言ってるね！）、その最初の一歩だった。そうやって、蒔いてもらった種は、今思えば、ベストなタイミングで芽が出ていたと思う。

いま借りている畑はね、去年の夏内見に来た時も、このあいだの冬も、なーんも生えてなくてね、野菜育つかなあ？ってドキドキしていたんだけれど、いまでは驚くほど雑草がみちみちと育っていて、この畑のどこにこれだけの植物の種が埋まっていたのだろう！？と信じられないくらいなの。その種ひとつひとつに、いつ、どのくらい水分を含んだら、どのくらいの気温で、どのくらい包まっている土が温かくなったら発芽して、どんなふうに伸びていって、どんなイノチを生きて、次の種にはどんな情報を組み込むのか、とかいろんな情報が入っているのかなと思うと、とても不思議で仕方がない気持ちになるよ。
おなじように、わたしの目に入ったもの、耳から聴こえるもの、肌を通して感じるもの、誰かから渡されたなにか、全てが種で、すでに発芽したものもあれば、眠っているものもまだまだたくさんあるのだとしたら、わたしはいまもまだ変化の途中で、この先のわたしがどんなふうになるのか、楽しみで仕方がないよ。わたしはまだまだ変わってゆくし、あやちゃんもきっとまだまだ変わってゆくね。どんどん自分へと帰ってゆく、その過程を見守れるっていうのはなんてしあわせなことなんだろう！その結果離れることがあっても、相手がしあわせの道を辿っているという信頼、それさえあればいいって気がするよ。

なんだかまとまりのない文章のような気がするけれど、まあいいか〜
そうそう、「私」ではなく「わたし」ってはなし、ありがとう〜。より自分らしい気がして、ひらがなにしているんだ〜。お勤めしていた頃までは、「しっかりしている私」を演じていたのか、しっかり漢字を使っていたのだけれど、もういまは演じなくていいからなのかなー。ゆるゆるのままのわたし、それにしっくりくるほうを選んでいるよ。でも、ひらがなが多すぎて、読みづらさを感じる時は漢字を選ぶこともある（笑）。相手に伝えるものだものね。

今日も暑そうだね。
本日８月２９日は我が家の猫ズのまめとごまの誕生日なので、お祝いしつつ、ゆるゆる過ごそうと思います。

とも

○食卓の引き出し○
あやちゃん、トマト苦手なんだね！うちの畑は直播きのためか、生長がゆっくりで、夏の間唯一収穫できたのがトマトだったから、毎日トマトだよ〜。8月終わりのいま、ようやく夏野菜たちが収穫シーズンを迎えようとしていて、ワクワクしている。

あやちゃんのピクルスもポテトサラダも真似っこして作ったよ。ポテトサラダ、わたしも梅酢入れるんだけど（うちも梅干しは梅酢に浸したまんまだよ）、梅干しも入れるなんて発想なかったよ！さっぱり美味しくて、パクパク食べちゃった○素敵なレシピ、ありがとう！

今回はわたしからもポテトサラダにしようかな。

じゃがいも
塩
胡椒
ココナッツロング

じゃがいもを茹でて、ほくほくにつぶす。ココナッツロングをさらさらさら〜っとかけて、塩と胡椒を振って混ぜればできあがり。

生春巻きの具にしても美味しいし、なにかの付け合わせにしても美味しいよ。うちは大豆ミートの唐揚げの付け合わせにしたら、パクパク止まらなかったよ〜○
ココナッツロングはお菓子を作る用に買っていたもので、ココウェルのもの。常備しているおうちってあまりないかもしれないけれど、自然食品店とかに置いてあるかなあ。スパイスで炒めた野菜に混ぜ込んでも美味しいし、もし機会があれば○