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新米メイドは男装令嬢のお気に入り(登場人物)

↑ 第1話はこちら(第1話の先頭に全話の目次があります)

登場人物(年齢)

■マリオン・ランズベリー(15)
主人公。辺境のランズベリー領から父の勧めで王都にやってくる。見た目は容姿端麗で性格も穏やかだが、力が異常に強くて狩りや魔物退治もする。10歳で母を亡くした後は家事全般をこなし、その能力を活かして王都でメイドの仕事につく。

■ミランダ・ヘンストリッジ(16)
ヒロイン。ヘンストリッジは代々当主が女性で男装している。次期当主のミランダも男装していて、王宮や通っている学園では有名人。ウィンスレット王国の第二王子、フランツとは幼馴染で親友。メイドとして働き始めたマリオンとひょんなことから出会い、その笑顔や行動の可笑しさにどんどん惹かれていく。

■ラリー・ヘンストリッジ(14)
ミランダの弟でパトリシア王女の幼馴染。パトリシア、マリオンと共に学園に入学することになっている。姉のミランダのことを尊敬していて、若干シスコン気味。

■パトリシア・ウィンスレット(15)
ウィンスレット王国第一王女。上にはグラハム第一王子、フランツ第二王子がいる。ミランダには妹の様に可愛がられていて、パトリシアも彼女のことを「お姉様」と呼び慕っている。狩猟大会で危機に陥ったところをマリオンに助けられ、その後王宮にてメイドのマリオンと再会する。

■フランツ・ウィンスレット(16)
パトリシアの兄であり、ミランダの親友・幼馴染。ミランダに対しては恋愛感情などはなく、腹心の友として深い信頼を置いている。周りから婚約者を決めることを期待されているが相手がいない。そんな時パトリシアを介してマリオンと知り合い、彼女の優しさに触れて徐々に惹かれ始める。

■グラハム・ウィンスレット(20)
フランツとパトリシアの兄で第一王子。そのカリスマ性から次期王位継承者として周りにも認められている。学園時代からの親友ドミニクを卒業後も参謀として身近に置いている。婚約者のシャロンも学園の同期。

■ドミニク・ランズベリー(20)
数年前にランズベリー領を離れて王都に行ったマリオンの兄。記憶力、情報収集、洞察力に秀でた天才で、グラハム王子の参謀として王宮に務めている。シャロンとは腐れ縁だと思っている。王宮内に貰っている部屋は雰囲気が好きになれず、グラハムに許可をもらって王宮の敷地内に小さな家を建てて住んでいる。が、王都の外に出張していることが多くてなかなか家には帰ってこれない。

■クレイブ・ランズベリー(45)
ランズベリー領主で、第6位の貴族。マリオンとドミニクの父。第6位ともなると貴族と言っても平民とあまり変わりないが、位があるのとないのとでは国内での扱いがかなり違う。豪快な性格で領民思いであり、領民からはとても慕われている。子どもたちには狭い領地に留まらず広い世界を見て立派になって欲しいと思っている。

■シャロン・フレーザー(19)
グラハムの婚約者でドミニクの喧嘩友達の様な存在。学園時代から何かとドミニクの世話を焼きたがる。普段はお淑やかな貴族令嬢を装っているがドミニクの前ではノックもせずにドアを開けたりするので、「ガサツ女」などと言われている。

■ニッキー・ウォリス(20)
王都からかなり離れた領地から王都にきてメイドをやっている。一応貴族令嬢だけど、第5位の貴族なので平民とさして変わらない。父親に「王宮で働いて良い結婚相手を見つけてこい」と言われているが、なかなか出会いはない。同期のローナとは同じ班で友達。二人で新入りのメイドをイジメていたが、マリオンと知り合って徐々に代わり始める。

■ローナ・ビーズリー(20)
ニッキーのメイド仲間で、良く二人でつるんでいる。ニッキーに付き合って新入りイジメをしていたが、実際はそれほどイジメたいと思っていた訳ではない。暇つぶし、ぐらいの感覚だった。

貴族制度について

この国の貴族制度は第1位~6位までの位があり、第1位は王族、2位はその血縁者、親戚など、3位は王都外の有力者で大都市の領主、4位は役人で上位の職のもの、5位、6位はそれ以外で王都から離れた土地の領主など、となっています。


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